2021年作品、エリザベス・ミルザイ グリスタン・ミルザイ監督。
難民として生きる青年のシャイスタはベナジルと結婚して難民キャンプで生活しつつ、自分の部族から初めてアフガニスタン国軍に入るという夢との両立に苦心する。
監督は共同でエリザベス・ミルザイとグリスタン・ミルザイ、だいぶ時間をかけて主人公のシャイスタを追いかけていましたね。
今作は短編ドキュメンタリーですが、このシャイスタのある意味愛国心と、妻と生まれてくる息子のための収入、アフガニスタンの過酷な情勢、そういうことが短い作品の中に詰まっています。
親と兄弟に啖呵を切ってまで軍に入隊していった彼の変わり果てた姿が、痛々しかったです。