2020年作品、エイプリル・ライト監督、ミシェル・ロドリゲス アリマ・ドージー エイミー・ジョンストン ジェイディ・デヴィッド ジーニー・エッパー ジュリー・アン・ジョンソン出演。
ハリウッドではCG技術の発達と共に迫力ある映像に満ちた映画が作られているが、CGでは表現できないアクションシーンをより緻密に表現するため、今でもスタントパフォーマーたちが活躍している。
昨今の映画産業の中で、スタントパフォーマーの存在はこれまで以上に重要視されるようになり、アカデミー賞におけるスタント部門の設立などの声も上がっている。 しかしハリウッドでは、1960年代からスタントウーマンが活躍し、男性中心の世界で彼女たちの地位や権利を守るために戦ってきた歴史があった。
本作は、「トゥルーライズ」「ワイルド・スピード」「マトリックスリローデッド」をはじめとする、映画史に残るアクションシーンを演じてきたスタントウーマンたちの証言を紡いでいく。 いかにして彼女たちは、息を呑むような名シーンの数々を作り上げてきたのか。 スタントウーマンの日々の鍛錬の様子や彼女たちの歴史を通して、ハリウッド映画の最前線で活躍するプロフェッショナルたちの姿を映し出す。
「ワイルド・スピード」シリーズなど数々のアクション映画に出演してきたミシェル・ロドリゲスが製作総指揮を務め、また作品のナビゲーターとして、スタントウーマンたちの素顔に迫る。
これは興味が湧く作品でした。
監督はエイプリル・ライト、初監督作品かもしれません。
女優としては、アクション系の作品出演が多いミシェル・ロドリゲスが、スタントウーマンたちと、リラックスしての会話と、いかに彼女たちに助けられている、一心同体のような感じが見受けられます。
スタントウーマンという存在が脚光を浴びているのは近年かと思いましたが、確かに女性ヒーローなどの作品が多く作られてきたのは近年ですが、実は昔から女優の代わりに危険なシーンを引き受けていたのは、もう50年前からあることがわかります。
ベテランスタントウーマンは、今も現役だったり、引退してもまだまだ血気盛んだったり、すごくやる気というか責任感に近いものを感じました。 ちょっとした落ちるシーンだったり投げられたり、殴り合いとか、さらに言えばカーアクション、バイクシーン、いろんなところで活躍している女性のスタント。
昔は男性が女装をしてスタントをやっていたり、なかなかいいシーンが撮れず男性が代わりにやったり、そんな時代だったり、男性が取って変わったりしていましたが、映画の中では、逆に女性が先に脚光を浴び、映画という分野に男性は後から幅を利かせてきた、そんな話も入っています。
興味深い今作、まだまだ女性の進出していく分野は少ないことから、アクション監督などに今後はもっと出てくることでしょうね。
実際に乗り込んで味わうロドリゲス
姉妹でスタント
バイクアクションも
そして体つくりに
余念がない
だからこそのスタント
危険と隣り合わせ