anttiorbの映画、映像の世界

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13回の新月のある年に

1978年作品、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督、フォルカー・シュペングラー イングリット・カーフェン ゴットフリード・ジョン エリザベート・トリッセナー出演。

男性から女性になったエルヴィラ(フォルカー・シュペングラー)は、男装して男娼を買っていた。 ある日、同居していたクリストフ・ハッカー(カール・シャイト)が出ていってしまう。 傷ついたエルヴィラはかつて関わった人たちを訪ね、元妻と娘にも会い、昔の自分には戻れないことを確認する。

そして、性別移行のきっかけを与えてくれたアントン・ザイツ(ゴットフリード・ヨーン)にも会いに行く。


これはなんとも悲しいお話でしたね。
監督はライナー・ヴェルナー・ファズビンダー、短期間のうちの多くの作品を撮り続けた監督です。 初めて作品を見ました。
主演はフォルカー・スペンクラー、初めて見る俳優さんです。
カール・シャイト、ゴッドフリード・ヨーンなかなか見る機会のない俳優さんばかりです。


物語は、男を買いに男装して歩き出すエルヴィラ。 もちろん狙いはゲイなんですが、彼女は見た目長身の男性で、男性器を切り取っていて、胸もあります。 しかし男だと思って近づいてきた輩に暴行を受けます。 惨めなかっこうで帰ってきたエルヴィラでしたが、そいこにいたのは長いこと留守だった同棲相手のハッカーでした。 しかし彼は荷物を取りに来ただけで、本当に出て行ってしまいます。
絶望した彼は、今まで関わり合った人たちに会いにいきますが、彼がどうして男性器を切ってしまい、ゲイでないのに女性化したのかが明かされます。


この作品が作られたのが1978年というのが、ある意味画期的ですね。 今でこそRGBTQ作品は多く作られていますが、自分の性別がどうしても違和感のある存在はいたと思いますし、大きな差別があって当たり前の時代だったと思います。
しかしこのエルヴィラは、初めは普通の男性で、女性との間に子供を作っていますが、その後、性器を切り取ってしまい、人生を変えて行ってしまうんですね。

そして段々と女性化していきますが、何か不自然な違和感をこの作品から感じていきます。 コメディ要素もありますが、基本は悲劇ドラマという括りでしょうか?


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ゲイたちから暴行されるエルヴィラ

 

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ツォラに慰められ

 

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思い出の人に会いに行く

 

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しかし、自分の分岐点の

 

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ザイツに会いに行く

 

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娘はエルヴィラのことは愛しているが

 

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