2020年作品、アトゥール・サバーワル監督、ボビー・デーオール ブペンドラ・ジャダワット ヒテーシュ・ボジラ ジアヌプ・ソニ出演。
1982年、ナシクの警察学校。 マフィアを殲滅したとも言われる伝説の刑事シン(ボビー・デーオール)が学部長に就任してから一学期が終わろうとしていたが、シンは生徒たちの前に1度も姿を現さなかった。
ある夜、成績下位の生徒であるシュクラ(ブペンドラ・ジャダワット)、アスラム(Sameer Paranjape)、ヴァルデ(ヒテーシュ・ボジラジ)は教育長のディクシット教官(Vishwajeet Pradhan)を逆恨みし夜襲をかける。
しかし、シンはこのことを予期しており、アスラムたちの前に姿を現すと3人を一蹴した。 翌日、初めて全生徒の前に現れたシンは授業の時間に同期生徒たち全員の前でアスラム、シュクラ、ヴァルデの3人を詰問するが罪には問わなかった。
ボンベイの警察官は制服を着た売人と呼ばれるほど腐敗しており、綺麗で熱意があるのは警察学校にいる時だけとさえ言われていた。 シンはディクシットに自身たちを襲撃した3人を含めた成績下位5人を停学処分にすることを打診さるが、彼らの警察への志望動機が薄く、まだ何色にも染まっていないことから彼らを肉体的にも精神的にも鍛え上げることで腐敗した警察機構を浄化できるのではないかと考え始める。
個人授業が禁止されていることから、夜襲の制裁と言う名目でアスラムたちのみを厳しく指導するシン。 5人は最初こそ反発するが、シンのユニークな授業に魅力され始めるのだった。
1981年、犯罪者カルセカル(Adesh Bhardwaj)を追うシンは密会現場にたどり着くが、6人の仲間を失った上にカルセカルを取り逃してしまう。
カルセカルが自身の捜査の現状を察知し事前に逃げていたことを悟るシンは、情報を漏洩させたのがカルセカルの密会現場に踏み込むことを報告したパトカール州知事(アヌプ・ソニ)であることに行き着く。
しかし、圧倒的な権力を持つパトカールに手を出すことはできずシンは警察学校へと左遷されてしまうのだった。
インドの汚職。犯罪ものですね。
監督はアトゥール・サバーワル、作品を見るのは初めてです。
主演はボビー・デーオール、初めて見る俳優さんでしたが、見れる出演作はいくつかあるようです。
知事役はアヌプ・ソニ、彼は今作以外にクレジットは無かったです。
シュクラ役がブペンドラ・ジャダワット、彼も今作で初めて見ました。
物語は伝説の刑事シンのお話です。 警察学校の学部長に就任したシンですが、なかなか生徒の前には姿を表さない、謎の存在でした。 そんな中やんちゃな3人が、教育庁を襲撃する事件が起きます。 成績の悪い3人の逆恨みでしたが、そこに現れたのがシン学部長でした。 あっという間にやられた3人、伝説の刑事は本物でした。
しかし3人の処分はお咎めなしでした。シンは3人のちょっと気骨のありそうなところを買い、ある重要な役を任せることになっていきます。
今作は、ちょっとした師弟愛の作品ですね。 汚職、犯罪者、警察の腐敗をなんとかしようとするシンですが、この3人を核にした取り締まりチーム、初めはうまくいくんですが、やはり調子に乗っていき染まっていくさまのシンの苦悩はちょっと可哀想ですが、大きな犠牲を払いながら進んでいくのはちょっと感動するシーンでした。
警察学校
伝説の刑事・シン
やんちゃなメンバーを人選
そして彼らを抜擢
取り締まり強化を
しかし州知事が密告していた