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ゴッズ・オウン・カントリー

2017年作品、フランシス・リー監督、ジョシュ・オコナー アレック・セカレアヌ イアン・ハート ジェマ・ジョーンズ出演。

ヨークシャーで牧場を経営するマーティン(イアン・ハート)とその息子ジョニー(ジョシュ・オコナー)、母(デアドラジェマ・ジョーンズ)。 マーティンは脳卒中の後遺症があり、思ったように体を動かせない。 体の不自由な父の代わりに日中の牧場仕事を引き受けているジョニーは、パブに繰り出しては酔いつぶれ、知らない男(Harry Lister Smith)との行きずりの性行為を繰り返していた。 行為の後に相手に誘われても、ジョニーは鼻であしらうなど、他人に心を閉ざしていた。
ジョニーが男と会っていた間に生まれた子牛が瀕死の状態で見つかり、父は銃で安楽死させるように指示する。 そして、ジョニーの帰りが早ければ助かっていたかもしれないと言われてしまう。
羊の分娩シーズンを手伝うため、ルーマニア人の短期労働者ゲオルゲ(アレック・セカレアヌ)が雇われ、ジョニーの家のトレーラーに住むことになる。 初対面のゲオルゲに彼の出身地を聞き、「ジプシー」 と呼ぶなど、ジョニーは失礼な態度で接する。
その日の夜、いつものようにパブに行くと、大学進学を機に田舎を出たかつての友人(Melanie Kilburn)と再会する。 外の世界で自由を謳歌する彼女に嫉妬したジョニーは、つい嫌味を言ってしまう。 心を閉ざしたジョニーの姿を見て、友人にも 「あんたは変わった」 と言われる・・・

今作は、冒頭で主演のアレック・セカレアヌの挨拶が収録されています。 監督と、ジョシュ・オコナーのことも触れています。
監督はフランシス・リー、初監督なんでしょうか?
ジョニー役はジョシュ・オコナー、初めて見る俳優さんですが、なかなか味のある演技を見せてくれ、また難しい役でした。
そしてアレック・セカレアヌ、彼も初めてですが、ルーマニアの俳優さんのようですね。
父親役はイアン・ハート、「ことの終わり」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9998359.html に出演していました。 多くの作品に出演しているベテラン俳優です。

物語は、イギリスの地方で牧場を経営している家族の物語です。 しかし父親が脳卒中、いう事が効かない体になってしまい、働き手がジョニーだけになってしまい、働きはしますが鬱憤がたまっているジョニーでした。
毎晩泥酔するまで飲んでしまいますが、そのことで子牛を失ってしまいます。 もうこれ以上は無理と判断したマーティンは、羊の出産期だけ、人を雇うことにするんですね。 ルーマニアから来たゲオルゲという男でした。 どうやら彼は牧場のことに詳しく、すべて心得ています。 でも出産期だけの1週間が目安の雇用です。
しかし、ゲイであるジョニーは、バカにした言葉をとがめられた時、逆に彼に感情が爆発するんですね。 それは憎しみではなく、恋愛感情でした。

今作は、なかなかえぐい感じの同性愛作品です。 ちょっと目を覆うようなシーンもありますが、かえってストレートで正直な映像です。 ある意味純愛作品かもしれません。
最後はなんとなく明るい光が見える作品かもしれません。

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後遺症が残る父

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そして祖母

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そしてゲオルゲを短期で雇うことに

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ジプシーとバカにしたジョニーに怒りが

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しかし二人は

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愛し合っていく

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