詩織(石橋杏奈)は奇妙な物音で目を覚ました。 物音の正体は、全て昭和63年発行の10円玉4枚による激しい振動だった。 母の日記に残された昭和63年、高校1年生当時の思い出を読み返した詩織は、7月18日にガス事故で同級生たちが亡くなっていたことを知る。 その命日は今日。 しかも、今は廃校となった母の母校・北山田高校は、近日中に取り壊される予定だった。 詩織は母の代わりに北山田高校を訪ねる事を決意する。
一方、高校では彩乃(小西彩乃)、未夢(山邊未夢)、友梨(中江友梨)、芽生(庄司芽生)、由佳(吉田まどか)、美晴(夏居瑠奈)、佑治(葉山奨之)、満夫(井之脇海)、靖彦(佐藤匠)など1年3組の生徒たちが過去に1年4組で起こったガス事故について噂話を始めたことをきっかけに、不可思議な現象が起こり始める。 体育館の中の人影、閉鎖された教室からの不気味な息遣い。
同じ頃、一樹(武田航平)、公雄(黒木辰哉)、義人(菊田高之)、ひとみ(新井ひとみ)の4人は、ネットにフェイクのホラー映像を流すために廃校に忍び込み、撮影を行なっていた。 そこでひとみは、公雄から聞いた異界に繋がる “きつねの窓” を作り、その中を覗こうとするが…
「学校の怪談」はヒットシリーズでしたね。 怖さと、笑いがミックスしたいいシリーズでした。
主演は東京女子流の5人、今は彩乃役の小西彩乃が引退していますが、他の4人は活動中、5人では青春ドラマ映画も撮っています。
物語は3つのシチュエーションで動いていきます。 詩織バージョンと、生徒たちのバージョンと、廃校に忍び込んだ4人ですね。 ただおかしいところが、廃校と言う設定の時間軸と、現役学生、そして詩織。
そして実は冒頭に “こっくりさん” をしている女子高校生3人のホラー画像が入っているんですね。 しかしこれが最後に絡み合ってきます。 副題の “呪いの言霊” が実はキーポイントなんですね。
誰が呪いの発端なのか? しかしラストが惜しい作品でしたね。