着任早々、彼女の下に15年前に沈没した第七神竜丸の7人の生存者のうちのひとりである磯山早苗（津田延代）の娘・章子（大河内奈々子）が、事故で亡くなった霧島夫妻の娘・七海（小雪）から母に贈られてきた厄神島への招待状を持って訪れた。
実は、霧島夫妻の死には同乗者たちによる殺人の疑いがあったが、証拠不十分で迷宮入りし弐係扱いになっていたのだ。
七海の招待を不安がる章子の頼みで、島へ同行することになった柴田と警部補の真山（渡部篤郎）。 ふたりは 生存者である他の招待客と厄神島に向かうが、その島は昔から周辺で原因不明の遭難事故が多発し、時に島自体が姿を消してしまうという不気味な伝説のある謎の孤島でもあった。
島に到着した一行は、七海に手厚い歓待を受ける。 ところが、やがて彼女は両親の死の真相を明らかにするよう招待客に求め始め、誰一人罪を認める者がいないと分かると連続殺人を予告。 そして、柴田と真山の目の前で招待客が殺されていった。
柴田は島を捜索しながら、真山に厄神島には黄泉の国の入り口があるという伝説を語り、死別した実の父（梨本謙次郎）に会ってみたいという。
その頃、東京では斑目（村井克行）と対決して爆死した壺坂（泉谷しげる）の遺体が発見される。 それは真山の妹・沙織（多田亜沙美）を自殺に追い込んだことから始まる真山との因縁を持ち、多くの人間の心を操って弄び、顔を変え他人になり替わっては凄惨な事件を起こしてきた宿敵・朝倉（高木将太）の復活を示唆するものだった。
島では、柴田の名推理により犯人は七海と、彼女の二卵性双生児の妹であった章子であることが判明する。 こうして事件を解決した柴田と真山。
しかしその時、火山島である厄神島に磁場が発生し、ふ たりの前に死者たちが蘇るのだった・・・
この作品は昔見たんですが、ドラマ版を見ていなかったのでさっぱりでした（＾＾）
監督は引続き堤幸彦、「天空の蜂」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13457666.html は社会は作品ということと、予言的な作品でもありましたね。
大河内奈々子の出演作品は、映画ではあまり見たことがないようです。 今作では二卵性双生児でした。
物語は、冒頭に派手な爆発シーンから始まります。 これは、あとで重要なシーンということがわかります。 そして弐係に当たり前の如く現れる、八王寺西署の署長さんの柴田が登場します。 なんと野々村氏の後任ということで。
そして事件が始まります。 不気味な島に行くことになった柴田と真山、そしてここはある恐ろしい現象が起こるのと、大きなトリックが仕掛けられていくのでした。
今作で一応今までのシリーズの完結になっています。
さて、この後に同 じ世界観の 「SPEC」 が始まりますが、柴田は一応次作でも存在があるようです。 しかし、真山は殉職しているといわれています。 そして両方に主で登場するのが野々山係長ですね。
笑いをふんだんに取り入れたこのシリーズですが、反面暗いところが色濃いんですよね。 しかし中谷美紀が、まだ思いっきり可愛いところ、しかし彼女も反面、ちょっとめんどくさがり屋で、無精者なんですね。 それでいて乙女の部分がある、まあ天才と紙一重の役でした。
これでケイゾクは終了です。
