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殺人漫画

2013年作品、キム・ヨンギュン監督、イ・シヨン オム・ギジュン ヒョヌ ムン・ガヨン出演。

深夜、大人気ウェブトゥーン(Webコミック)作家カン・ジユン(イ・シヨン)は、新作の 「黒いベール」 の最後に血文字のサインをして仕上げ、ウェブトゥーン ”パート” の編集長ソン・ミスク(キム・ドヨン)に送信する。
編集部に1人残っていたミスクは、自動的に始まるのを不思議に思いながらも読み始めるが、今その瞬間の彼女の様子が描かれているのに驚く。 漫画は続けて1987年のサンホ小学校の卒業式の場面となり、崩れた顔を黒いベールで隠した彼女の母親が皆にバケモノだと気味悪がられ、自殺する様子が描かれていた。 作品の中でミスクは母を恥じて嫌い、首を吊っても死にきれない母親を見捨てる場面が描かれていた。
怒ったミスクはジユンに電話をかけるが留守電になっていて、「どうやって私だけしか知らない秘密を知ったの?!」 と怒こる。 その時、突然明かりが消え、真っ暗になったフロアに呻き声が響き、カッターを構えるが、その様子までもがすでに描かれていて、完全に閉じ込められた彼女は母親の呻き声を聞き、振り向いた途端何者かに惨殺されてしまった。
翌日、編集部に捜査に来た刑事たちは、死亡推定時刻は午前1時、昨夜23時から今朝6時まで誰も出入りした記録が無いと確認をする。
ギチョル刑事(オム・ギジュン)は自殺と決めつけ、若手のヨンス刑事(キム・ヒョヌ)に捜査を押し付けるが、モニターに映った殺害現場とそっくりの漫画を見て言葉を失うのだった。
ミスクの検死を担当した解剖医は、直接の死因は頸動脈の切創だが、顔面を執拗に切りつけてるのは正気を失っていたためで完璧な自殺だと言う。 しかし、ギチョルは班長に完璧な殺人事件だと言い、ウェブトゥーン通りの殺人事件なんて話題性もあって我々の株も上がると進言する。 また、妻が出産間近で捜査を早く切り上げようとするヨンスにも殺人事件として捜査を進めると言い、ジユ ンへの事情聴取を急かすのだった。
一方、ジユンは深夜町外れを車で走行中、1人で歩く少女を見かけて乗せることになる。 少女はミジン(キム・ソヨン)と名乗り家はその先の豚舎で16歳と言ってくる。 どう見ても、10歳くらいに見えると笑うと 「その年で死んだから」 と答え消えてしまう。 急ブレーキで止まると、目の前には “口蹄疫汚染地域 豚舎” の立札があり、ラジオからは 「助けて、お姉さん」 という不気味な声が聞こえてくる。
彼女は怯えて車から飛び飛び出るが、手に覚えの無い傷跡ができていて、指輪を落としてしまう。 そして、再び血塗れの少女が現れて気を失い、翌朝道路脇の車の中で目覚めるのだった。
彼女は少女の悪夢を作品に描きつつも、カウンセラー(イ・ヨンニェオ)にかかり、運転した覚えも無いのに見知らぬ場所で目覚め、現実に傷跡が残り指輪を無くしたと言うが、カウンセラーはそれは芸術家が作品世界と現実を混同する “アリス症候群” で一種の自己否定だと言い、休息が必要だと言われてしまう。
ギチョルとヨンスが訪ねてきて、「黒いベール」 はこの家で1人で描いたのかと聞かれ、血のサインは自分1人で描いた証だと話す。 ギチョルは殺害現場の写真を見せ、殺害方法も状況もあなたの作品と酷似してる、ミスクの最後の通話記録もあなただと問い詰めるが、彼女は携帯を切っていたから知らないと答え、2人が帰った後、ジユンはミスクの留守電を聞いて、自分の夢が現実化している事に愕然とするのだった。
いったい彼女のウェブトゥーンは何が起こっているのか? しかし自殺のような現象はまだまだ続くのだった…

これはなかなか怖いホラーでしたね。
監督はキム・ヨンギュン、日本公開はこの作品だけなんで、今後公開されたら見たい監督になりますね。
主演はイ・シヨン、「神の一手」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14956560.html に出演していました。
そしてギチョル刑事役でオム・ギジュン、記事にしたのは初めての俳優さんのようです。
そしてこの後出てくる重要な役でムン・ガヨン、彼女も初めてですね。

物語は突然webマンがから始まる謎の自殺事件ですね。 その漫画は、これから起こることを予知しているような感じで、さらにそのターゲットになった人間の過去まで描かれています。 書いているのは一躍脚光を浴びているカン・ジユン、小説が大ヒットしている、いわゆる時の人ですね。
しかしまず犠牲になったのは、原稿を受け取り呼んだ編集長ミスクでした。 彼女は非業の死を遂げたことから、事件が広がっていきます。
一見ジユンが予知能力があるように見えますが、彼女も謎の少女の例と遭遇します。 この少女はいったい何に彷徨っているのか? それは実はまた別の人物を狙っているんですね。
この作品大変怖いとともに、入り組んでいるんですね。 そして彼女が本当の漫画の作者でないことが、この作品の肝になっています。 ラストが気になりますが、十分恐くて面白い設定の作品でした。

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web漫画家のジユン

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そして編集者が謎の死を

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彼女はどうやってこの漫画を?

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彼はこれを殺人だと思っている

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そしてジユンを調べるが

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