2011年作品、有馬顕監督、伊武雅刀 りりィ 奥田いろは 片山けい出演。
根本勲(伊武雅刀)、60歳。 電車の運転士を定年退職して3か月。 妻の敏子(りりィ)は根本と入れ替わるかのように習い事を始め、昼間は留守がち。 趣味もなく、時間を持て余す根本の家の庭には、毎日違う猫がフラっとやってくる。
毎日その猫たちをなんとなく眺めて暮らすのが彼の日課だった。 ある日、娘(片山けい)から5歳の孫、ちずる(奥田いろは)の世話を任される根本。
だが、当のちずるは根本にまったく懐かず、困り果ててしまう。 その上、冷蔵庫のボードには “お風呂。 おフトン。 廊下の電球。 お願いします” と妻からの指令が。
慣れない家事をこなして悪戦苦闘していると、女性ものの下着を首に巻いた猫が目の前に現れる。 慌ててその猫のあとを追う根本。 だが、屋根に登ったものの、ハシゴが外 れて取り残されてしまう。
家の中には孫娘と沢山の猫たち。 そして、やりかけの家事の数々。 屋根の上に一人残された根本の運命はいかに…
関東ではU局で放送されていた動物作品シリーズ作品シリーズ、私は好きなんですよ。 そして映画版になる作品も多いですね。
監督は有馬顕、 「犬のおまわりさん てのひらワンコ3D」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10444718.html を見ています。 こういう動物ほのぼの系が得意なんでしょうか?
そしてりりぃ、一昨年の秋にお亡くなりになりました。 最後の上映作品は 「追憶」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14915140.html となるんでしょうかね。
物語は、典型的な仕事人間だった根本勲が定年後味わう、今までとは正反対の生活のお話ですね。 そこにふと気が付くと、多くの猫がいる設定です。
彼はそんなに猫が好きではありません。 でもアレルギーというほどではありません。 暇を持て余していたところ、孫の世話を頼まれてしまう勲ですが、彼女は全く笑いません。 愛想のない子供と思っているんですが、それはお互い様なんですがね。
そこに現れた、パンティーを被った猫、隣の女性のものか? しかし、多少なりにどんな人が住んでいるのかも気が付くと知らなかった勲、男なんてそんなもんかもしれませんね。
しかしこのままではいけないと思った勲は、何とか猫を捕まえようとしますが。
短い作品ですが、今まで妻の気持ちを考えていなかった彼が、妻や孫の気持ちに触れることができた1日をさらっと描いているこの作品、ドラマの全長版も機会があったら見たいもんです。
根本勲、暇な生活が始っていた
気がつくと
猫たちが
そして孫の世話も頼まれるが
赤い下着をまとった猫が
そして降りられなくなってしまった勲