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ワンライン/5人の詐欺師たち

2017年作品、ヤン・ギョンモ監督、イム・シワン チン・グ イ・ドンフィ パク・ビョンウン出演。

貧しく平凡な大学生ミンジェ(イム・シワン)は、大学の仲間(ワン・ジウォン、パク・ユファン)と一緒に見つからないように金を儲けていた。 しかし、ある時、自分より数段上手の伝説的詐欺師のチャン課長(チン・グ)に出会う。
チャンは、銀行からの融資が難しい人に特別な “手助け” をして、銀行からカネを騙しとる詐欺を行っていた。 そんなチャンに才能を見出されたミンジェは、明晰な頭脳と少年のような容姿を武器にイケメン詐欺師へと変貌していく。
手がけた仕事をことごとく成功させていくチームの一員になったミンジェだったが、そのメンバーは、チャン課長と共に働く、野心家の詐欺師パク室長(パク・ビョンウン)、偽造専門家ソン次長(イ・ドンフィ)、個人情報収集家ホン代理(キム・ソニョン)で、仕事を進めていくなか、瞬く間に業界の新星となっていく。
しかし、ソン次長の指導のある女の相談者が、ミスをしてしまう。 そこでひとまず撤収をするチーム、チャン課長は身を隠すのだが、ミンジェは、今までのノウハウを吸収し、ホン代理と、大学の仲間とともに新しいチームを結成して拡大をしていく。
一方、パク室長は、ソン次長と組み、別の野心のもと動いていくのだった。
そんな中、韓国国家も、融資詐欺に対して、形だけでも対策チームを立ち上げる。 しかしそこに集まった3人は、過去に不祥事を起こしたメンバーばかり。 しかしただ一人、チェン刑事(アン・セハ)だけはこの一連の融資詐欺の犯人逮捕に執念を見せ始める。
そして、そんなミンジェの活躍に、パク室長は快く思わず、いつし対峙していくことになっていく・・・

誰が敵で、誰が味方になるのか?よく追いかけていないと(^^)
監督はヤン・ギョンモ、初監督作品でしょうか。 なかなかのデビュー作となっていると思います。
主演はイム・シワン、近作は 「弁護人」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14561390.html に出演していましたが、ここでは苛酷な拷問を受ける役でしたね。

物語は貧しい学生のミンジェが、手先が器用なヒュク・ジンと、デザイン課でこれまた偽造の上手いハエ・スンを巻き込んで、小金を稼ぎ始めてのが手始めでしたね。 しかし勿論学生の小遣い稼ぎなんかよりも、数段各上の存在がいました。
“チャン課長”と呼ばれている男、温和な顔で、暴力は嫌いなんですが、彼が実はメチャクチャ切れ者なんですね。 あらゆる融資を巧みに利用して金を稼いでいくんですが、彼は融資の受け方を伝授するだけ、そこからもらった融資額から手数料をいただくという、口が堅く信用ができれば、どんどん儲けが膨らんでいく というお話です。
しかしチャン課長は、絶対手を出してはいけないという3つの巨大金融を示すんですね。 しかしそれに反対するナンバー2のパク、そこから亀裂が入るんですが、チャン課長という謎の多い部分が大変面白いんですよね。
撤退の仕方も実に見事で、ある女性のお客が捕まった時に鮮やかに撤収して身を隠していくのが凄いんですね。
また、この融資詐欺を専門で操作するセクションが創設されるんですが、ここに回された3人の警察官が、実は過去に不祥事を起こした面々、しかしその中の一人だけが実はやり手というか泥臭く執念を持って捜査をしていくんですね。 逆に、他の二人がとんでもないんですが(^^)
ちょっと人間関係が入り組んでいますが、なかなか凝った詐欺の、最後な大きな仕事を成し遂げていくところは爽快でしたね。

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貧乏から抜け出たいミンジェ

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そしてミンジェはこのチームに入る

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しかしこの二人が袂を分かつ

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そしてミンジェは新しくワンラインを始める

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一方パクは銀行を手に入れる工作をしていた

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そしてチャンに再び手助けを依頼するミンジェ

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