anttiorbの映画、映像の世界

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全員死刑

2017年作品、小林勇貴監督、間宮祥太朗主演。

ヤクザの首塚一家は父・テツジ(六平直政)、母・ナオミ(入絵加奈子)、長男・サトシ(毎熊克哉)、次男・タカノリ(間宮祥太朗)の4人家族、サトシとタカノリは血の繋がっていない兄弟で、風俗等で金を稼いでいるのは主にタカノリだった。
しかし、付き合いのある組でトラブルが起きたため、一番立場の弱いタカノリがその代わりに服役することになる。 タカノリは彼女・カオリ(清水葉月)に待ってるよう伝え、服役前に最後のひと暴れをして、車を盗み車の持ち主の男を撥ねてしまう。
2年が経ちタカノリが出所するが、やはりテツジとサトシではうまく行かず、莫大な借金を作ってしまい、組はもうどうしようもない状態になってしまっていた。 タカノリは、組の経営が行き詰まりテツジが苦しんでいることをサトシから聞かされる。
そんな中、金回りのいい吉田家に大金が入った金庫があるという噂を聞きつけたサトシは、吉田家に盗みに入ろうとタカノリを誘いこむのだった。 
タカノリはしぶしぶ引き受けサトシと共に吉田家に向かうが、そこには吉田家の次男・ショウジ(藤原季節)が、一人で動画を撮っていた。 you tubeで儲けようという事からだったが、
サトシに強く言われ、ついにまずショウジを殺すことに決める。 タカノリが首を強く絞め、ショウジは息絶えた。 金庫を見つけた二人は、ショウジの遺体と共に金庫を車に運び出スのだったが、運転中にトランクの中でショウジが息を吹き返してしまう。目的地に着いたところでトランクを開け、首に縄をかけると今度はサトシとタカノリで両側からショウジの首をきつく絞め、完全に殺し、重石をつけて川に捨てる。
しかし、翌日開けた金庫の中身はわずかな貴金属のみだった。 話では2000万あるということだったが、これでは組は潰れてしまう。 そして、今度は母親のパトラ (鳥居みゆき)を殺すことにするのだったが・・・

監督は小林勇貴、商業映画初監督ですね。 そして主演は間宮祥太朗、「トリガール!」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15116527.html 「帝一の國」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14894128.html に出演して、目立ってましたね。
物語は、家族経営のヤクザのお話。 しかし次男が一番才覚があり、血筋から跡目を彼が継ぐことになっていましたが、上部の組の不祥事で、誰かが服役をすることに。 そしてタカノリが服役してしまって、組の経営がめちゃくちゃになってしまってからのお話ですね。
手っ取り早く金を奪ってしまおうという、なんともずさんな考え、父も母も兄も、正直どうしようもない輩で、盗みも殺しも、すべていやな仕事をタカノリにさせるんですね。よく切れないなあという感じですが、一回兄をぶっ殺す寸前になるんですが、そこにあるものが現れ、思いとどまります。
この吉田家は、タカノリにとってみたらいつもつるんで遊んでいた仲間なんですが、そこは家族の絆と生活が大事、とうとう吉田一家を皆殺しにする行動に出るんですね。
殺伐とする中、笑えるところもあり、タイトルどおりになって行きます。 もう少し誰か頭がつかえる人間がいたら、そんな作品でした。

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しばらく刑務所に入ることになった次男のタカノリ

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しかし兄のサトシはボンクラ

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父のテツジも頼りない

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そして金を求めて

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吉田家の人間を殺していく

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