売れないパンクバンド 「エイント・ライツ」、パット(アントン・イェルチン)、タイガー(カラム・ターナー)、リース(ジョー・コール)、サム(アリア・ショウカット)の4人は、インタビューと、ミニライブの仕事のために、農道を走っていたが、気が着くと畑の中で車が止まっていた。 どうやら運転中に寝てしまって、そのままガス欠になったらしい。
サムとタイガーが近くのキャンプ場まで行き、キャンピングカーからこっそりガソリンを抜き取って、ようやくラジオ・ホストとプロモーターのタッド(デイビッドW.トンプソン )のところに行きつきインタビューを受け、何時放送されるかちょっと期待していた4人だったが、ミニライブが中止になったことを聞かされる。
しかしタッドは申し訳ないので、従弟のダニエル(マーク・ウェバー)と話をつけ、そこのライブ会場で出演を取り付けてくれた。 ただ、少々ガラが悪いところらしく用心をしてくれとも言われるのだった。
ようやく出演が決まったオレゴンの僻地にある「スキンヘッド」というライブハウスに出向く4人。 パンクバンドらしく、客を煽る曲・Dead Kennedys の "Nazi Punks Fuck Off". を演奏し始めるが、観客のボルテージが上がり物が飛んでくる。
4人の出番が終わるころ、何か物々しく新しいバンドが入ってくるが、彼らのラストの曲の時に、何かが動き始める。
演奏の終わった4人は荷物を取りに楽屋に行こうとするが、次のバンドがいるんでちょっと待たされるが、そこで惨劇が起きるのだった。
なんとそこには一体の女性の死体が転がっていた。 すぐさま逃げ出そうとするパット達だったが、ライブハウス “スキンヘッド” の従業員・ゲイブ(メイコン・ブレア)たちによって楽屋に閉じ込められてしまう。 ギャラをもらって帰りたいと言うが、一切聞いてくれない。
そこでバットは警察を呼んでほしいと言う。 しかしそこに現れたのはここのオーナー、スキンヘッドのダーシー(パトリック・スチュワート)だった。 一応警察が来たが、上手く言いくるめて帰してしまうダーシー。 そして4人と、殺された女性の友達のアンバー(イモージェン・プーツ)は閉じ込められてしまう。
恐怖の始まりだった…
監督はジェレミー・ソルニエ、長編3作目ですが、前作の 「ブルー・リベンジ」 もどうやらサスペンススリラーだったようです。 「 Murder Party」 がデビュー作で、代表作?、日本未公開のようです。
主演はアントン・イェルチン、「スタートレック」 新シリーズ http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%A5%B9%A5%BF%A1%BC%A1%A6%A5%C8%A5%EC%A5%C3%A5%AF&sk=0 でパヴェル・チェコフが有名になりつつありますが、私は 「オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11867176.html が印象的でしたね。 ダークファンタジーで、悲しい作品でした。
ヒロイン役にはイモージェン・プーツ、「マイ・ファニー・レディ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14056152.html で大抜擢でしたが、今作はちょっとあまり目立たないヒロインでした。
そしてなんと言っても悪役のドン的な存在でパトリック・スチュワートが出演、ここのオーナーで、何か不気味な存在を演じています。
物語はライブに来たパンクバンドが遭遇した、惨劇ですね。 始まりは殺人事件でしたが、ここには何かあるんですね。 よそ者のパンクバンドが死体を見てしまったことから、彼らの存在がどうしても邪魔になってしまうんですね。
生き残るのは大体わかってきますが、どう決着をつけるのかが気になる作品でした。
代わりのライブで挑発するエイント・ライツ
曲の最後に変な感じがしたバット
底にはアンバーの姿が
控え室で起こった惨劇
そこに現れたダーシーたち
生き残れるか?