夜毎悪夢にうなされてベッドから抜け出す娘・シャロン(ジョデル・フェルランド)は、譫言で 「サイレントヒルに帰りたい」 とくり返す。 母のローズ(ラダ・ミッチェル)と父・クリストファー(ショーン・ビーン)は、娘・シャロンの奇妙な言動に悩んでいた。
しかしローズはある日、 「サイレントヒル」 がウエストバージニアに実在する街である事を知る。 実は、シャロンは養女であり、彼女を引き取ったのもウエストバージニアだった。 乳飲み子だったシャロンがそのことを知っているはずもないのに。
走っていると、後ろから警察のバイクが近づいてきた。 サイレントヒルの隣町ブラマ市の警察官・シビル・ベネット巡査(ローリー・ホールデン)だった。 正義感の強い彼女は、二人の乗った車を止めると、何か変な感じを抱き、拘束しようとする。
しかしここで足止めされると思ったローズは、ベネットを振り切り一気にサイレントヒルに入る橋を越えて行ってしまう。
実はこの “サイレントヒルは” 30年前の大火によって多数の人々が死亡した忌まわしい場所であり、今では誰も近付かない廃墟と化した街であった。 そしてちょっとした隙に後部座席を見ると、街を目前にシャロンは居なくなってしまった。 ローズは、シャロンを探しに人気の無い街へと踏み入る。
街は薄霧がかかったような死の気配を感じるところで、不意に街中にサイレン鳴り響く。
そして、ローズは闇から現れた怪物に襲われ始めるのだった・・・
この原作ゲームはPSで、コナミから発売されていました。 これはやりましたね(^^)ホラー系ゲームが好きな私は、アドベンチャー要素の作品は大好きでした。 ラジオの音が鳴ると怪物が出てきて、襲いかかってくる。 それを武器で撃退しながら謎を解いて行き、娘を見つけるという作品でしたが、主役は男性のハリー・メイソンでした。
今作では、その辺りの設定が変わっており、養母のローズが娘を探す設定に替えられています。
ただ、サイレントヒルの町並みは、ゲームの感じをよく引き出していますが、怪物たちはあくまでも建物の中にいる感じで、街並にはあまり表れないんですね。 そして主人公はラジオは持っていないんですね。
この作品は、モンスターたちをどう表現するかにかかわってきますが、その辺りはさすがに上手く表現していました。 「レッド・ピラミッド」 が迫力がありますし、 「ダーク・ナース」 の気持ち悪さもなかなか良かった(^^)
まあラストの寂しさは映画ならではでしたが。
しかし多くの謎を残してのラストだったので、続編必至のお話でしたね。
街に入り込んだローズとベネットに
さらに進んでいく
街の住人はいるのだが
狂気の世界となっている
娘なのか?