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ライフ・イズ・デッド

2012年作品、菱沼康介監督、荒井敦史主演。

人間の体液によって感染するアンデッド・ウィルス(UDV)が世界中で蔓延している近未来、日本もその例外ではなかった。
UDV感染の症状は5段階に分けられており、レベル5になると心臓も思考も停止したまま動き回る、“動く死体”となるため、通称ゾンビ病と呼ばれている。
ある地方都市に暮らす赤星逝雄(荒井敦史)は高校卒業間際にUDV感染を宣告され、就職できずにニートになった。 UDVの大敵はストレスだったが、社会のUDVへの対応はひどく、その怒りのストレスで逝雄のゾンビ化は進行し続ける。
世間では、HIVで起こった差別がまた起こっていた。 UDV感染者だけでなく、その家族も感染の疑いがあるという事で、妹・消子(ヒガリノ)はバイト先を首になってしまう。 わずかな退職金代わりを貰う時、彼女は腹いせに倍の6万円を要求するが。
逝雄の父・浩止(小林すすむ)と母・冥子(円城寺あや)は息子を守ろうと奮闘し、妹・消子は兄に献身的に尽くす。 しかし、万が一のことを考え、最終手段を父と母は考えていた。 しかしそれを使うことは本当にどうしようもない時と考えているのだが。
逝雄には恋人の茜(しほの涼)がいたが、尻が軽くAVにも簡単に出てしまうほどだった。 またいつもつるんでいる友人・面井(川村亮介)、同級生の矢白(阿久津愼太 郎)たちは、心底親身になっている感じではなかった。可愛い消子が目当てなのが見え見えだった。
そして茜がでているAVを彼は見つけてしまう。 逝雄のストレスは増してしまい瞬間的にゾンビ化一歩手前になってしまい、とうとうレベル4になってしまう。
そんな逝雄の希望の光は、担当のナース・桜井(中島愛里)の笑顔だった。ますます厳しくなっていく世間の風当たりにも、赤星家は家族一丸となって立ち向かっていく。 しかし、逝雄のUDVレベルはどんどん上がっていく…

これは、ゾンビ作品という事なんですが、病気に対する差別を描いているシュールな作品なんですね。 記事にも書きましたが、ちょっと前のHIV、また多くの感染症に対した時の人間の行動はいつも一緒というところが描かれています。
UDVは、ゾンビ菌という事なんで、伝染経路は噛まれることですね。 SEXで感染するのかどうはっきりしていませんが、茜に発疹ができるのはやはりそうなんでしょう。
半分コメディとエロが混じっているんで、悲惨ではないんですが、最後レベル5になってしまった逝雄のシーンはちょっと物悲しいんですね。
いやー、いつか本当にこんな病気が流行ってしまう日が来るかもしれませんね。

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感染者の逝雄

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父と母と妹、悪化しないように見守っている

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逝雄の状態を定期的にはかる医師と看護師

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しかし保菌者に対する差別が

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本能のまま動く悪化した保菌者たち

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