anttiorbの映画、映像の世界

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白鯨との闘い

2015年作品、ロン・ハワード監督、クリス・ヘムズワース主演。

1850年アメリカの新進作家メルヴィルベン・ウィショー)は、ある宿に夜に到着した。 しかしそこにいた夫人に(ミシェル・フェアリー)もう今日は遅いのでと断られそうになるが、彼が自分の身分を明かすとトマス(ブレンダン・グリーソン)という男に会わせてくれた。
彼はかつてエセックス号という捕鯨船に乗り組み、巨大な白いクジラと戦った人々の最後の生き残りだった。 しかし、トマスは頑なに語りがらない。全財産をギャラに差し出すメルヴィルだが、それでも嫌がるトマスだったが、妻がなんとか説得、話せるところまでと言い話し始めるトマスだった。
19世紀、クジラから取れる鯨油は生活になくてはならない油であり、捕鯨は一大産業であった。 1819 年、捕鯨船エセックス号はアメリカのナンタケット港を出航し、いっぱいの鯨油を取ることを目的としていた。
オーウェンチェイスクリス・ヘムズワース)は腕の良い鯨取りだった。しかし彼の家はもともと農家、さらにここに代々住んでいる家ではなかった。 そして次の航海で船長を任せるという捕鯨組合の約束はあっさりと反故にされてしまう。 船長も家柄で決めるということだった。
彼はいったんは船に乗ることを拒否するが、報酬をはずむことで、一等航海士の立場で船に乗ることを了承する。 そして船長は、家柄だけで選ばれた未経験者のポラード(ベンジャミン・ウォーカー)に決まった。
そして船いっぱいの鯨油を積んで帰って来ることを義務付けられた捕鯨の航海が始まるのだったが…

原作は「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」というナサニエル・フィルブリック作ということですが、当時の燃料で大きな役目を果たしていた鯨の油、ということはそのための捕鯨というのが特に重要な役目、まだ地下から油を掘るということがあまり知られていないころでした。
大切な捕鯨船ということで、つまらない名誉職になっているところ。 また、いつの時代でもお家の良さ第一なんですね。
しかし原始的な方法で、鯨を取るやり方、ボートで槍を打ち、あとはひたすら追いかけ疲れさせる。でも、大きな鯨が来たらどうするのか? そして実際巨大なそして物凄い鯨が現れるんですね。
その闘いと、その後の壮絶なサバイバルのお話、まあ漂流するとこういうことはあるんでしょうが、それを隠すことも多々あったことでしょう。
ロン・ハワード、クリス・ヘイムズワースのコンビは、「ラッシュ/プライドと友情」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13530460.html から引き続きのコンビですが、今回は海の男、骨太の鯨取り役でした。

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トマスは語りはじめる

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船長ではなく一等航海士として乗り込むチェイス

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身重の妻を残して

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慣れない船長のポラード

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とてつもなく巨大鯨

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