2014年作品、マッコイ斉藤監督、上島竜平主演。
それは、有吉弘行の一言から始まった。 “俺は4年前、「上島ジェーン」という映画で、あの荒れ狂う千葉の海で波に乗ったからこそ、今、芸能界の波にも乗れている。上島はあの時、波に乗れなかったから、今でも芸能界の波にも乗れないクズなんだ。 もう1回、千葉の波に揉まれて這い上がってこい!”。
千葉県、志田下。 有吉の挑戦とも激励とも受け取れるその言葉を胸に、お笑いトリオ “ダチョウ倶楽部” の上島竜兵は、あの時 “失ったもの”、 “掴めなかったもの” を追い求めて、再び夏の海へと舞い戻る。
しかしここまで来るのも、大変だった。
有吉は忙しくて行けないので、今回は肥後が一緒に来て くれるの だが、肥後が行こうと誘うと彼は頑なに拒絶したのだった。
彼は前回死んだはずではなかったのか? いや生きてはいたのだが、一回死んだと彼は言う。 死にそうになったことが事実だった。
何とか言いくるめてやっと連れてきた肥後に、5年前にやったという上島は知ったかぶりに説明し始める。 しかしそこで昔いろいろ教えてもらった番長(鵜澤清永)に再開する。 早くも知ったかぶりを見抜かれ、5年前の醜態をばらされる上島だったし、その後に肥後のためのショップに行ったときにも、ここでも再会した清宮佑美に、死んだはずとまで言われる。
死んだはずでは?葬式も上げ、霊柩車にも乗っていた有吉でしたが、実は上島竜兵は生きていたという、あっさり前回のエンディングをひっくり返したこの作品、1作目が多少ヒットしたからでしょうか?
この作品は、前作に引き続いて、ダメ人間の芸人・上島竜兵の姿が何とも言えず面白いんですよね。 サーフィンに来たのに全くやる気もない上島、じゃあ何のために来たのか? ただサーフィンをしてきたと言う事実だけが欲しかったんでしょうね。
でも有名人が来たという事で、寄ってくる人間は多少いて、その中にはやっぱりかわいい子がいるという展開で、そうなるともう見境なく、のぼせ上がる上島の姿は、どこかで見たような。
そうこれは 「男はつらいよ」 のパターンなんですよね。 今回のマドンナは、希志あいのなんですが、あっさり前半で終了、後半は飲み屋のママさんが新しいマドンナに変わっていくんですね。 でもこのままさんが最後のオチになっていきます。
前回死んだオチをしてしまったので、今回のオチはどうするのか? 同じ手法で行くとすると、まあこういうオチはなかなかすぐに読める展開がまたゆるくていいですね。
有吉君はもう売れっ子(現実もそう)なんで今回のパートナーはダチョウのリーダー肥後、前回より展開がいろいろあって、作品としては面白くグレードアップしていましたし、初めからどんどん上島がやらかし、怒られするのがまあ気持ちいい(^^)お話でした。
「3」もあるんでしょうかね?
挑発する有吉
なんとか説得して上島がやってきた
晴れやかにサーフィンを始めると思いきや
なぜかアイドルグループを立ち上げる
シニア大会参加を決めるふたり