anttiorbの映画、映像の世界

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猫侍

2014年作品、山口義高監督、北村一輝主演。
 
賭場が行われている。 ここは相川一家が仕切っているのだが、そこに対抗勢力の米沢一家の面々が入ってきていた。 「丁か半か」、壺振りがそう言った瞬間に猫が横ぎった。 米沢三郎太(戸次重幸)が「いかさまをしたんじゃないか?」と難癖をつけてきた。 一触即発になった瞬間、「壺を開けろ!」と叫んだ浪人がいた。 彼の声に一同ビビりその場は収まった。 しかし浪人は半にかけていたので全部スッテしまった。 そこを仕切っていた相川一家の山田源七郎(津田寛治)は慰めの言葉をかけた。
その浪人は“千人斬り”と噂されている、長屋に住む斑目久兵衛北村一輝)。 彼は加賀の国の藩に剣術指南役を務めていたが、ある事情で役目を解かれ江戸に来ていた。 彼には妻のお静(横山めぐみ)と娘のおハル(岩田月花)を加賀に残してきていた。 ここ江戸で仕官するために毎日ある屋敷に日参しているが、お目通りが叶わないのだった。 そして生活のために傘張りをしてしのいでいる。
そこに米沢一家の三郎太たちが訪ねてきた。 「お前は犬と猫とどちら好きなんだ?」 唐突にこう言った三郎太を、「こいつたちは馬鹿だ」と思い始め相手にしなかった。 しかしあることをしてくれたら3両、成し遂げたらもう2両払うと言う美味しい話を持ち出してきた。 それは相川一家の猫を斬ってほしいと言うのだった。
猫を斬るだけで3両? 実は相川一家の猫と奉行の猫が結婚すると言う話があり、そうなると米沢一家の力が弱くなることからきた話だったのだ。
そして斑目は相川一家の屋敷に向かうのだった…
 
これは東名阪ネット6の一連の動物ドラマの初時代劇だったんですね。 当初スルーするつもりでしたが、これを聞いて早速行ってきました。
いきなり猫を斬ることになり、“どこが猫侍?”と思いましたが、そこはさすがにそうはなりません。 基本笑いと愛情のシリーズですからね。
どうやらドラマとは設定が違う様で、違う話みたいですね。 「ねこタクシー」も基本そうでしたね。 今までと違う時代設定なので、軽快さはちょっとない感じでしたが、動物の可愛さに負けちゃいますね。 玉之丞の可愛さに免じて良しとせざるを得ませんでした。 猫好きにはうってつけの時代劇でした。

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切りに行ったのだが、連れてきてしまった 泥棒!

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居心地のいい場所を見つけた玉之丞

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でもそれは命を救うだけで、もてあます斑目

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猫のお世話係だったお梅(連佛美沙子)も転がり込んでくる

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用心棒同士

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