ジンコは図書館に努めている。 ある日、女の子に本の場所を聞かれる。 「自殺に関する本はどこにありますか?」 場所を教えるとその子は数冊借りていった。
その子は原木(忽那汐里)という。 小さな服飾店で働いている彼女は、休みの日に友達のキョウコ(韓英恵)とお昼を食べていた。 その時彼女の言った何気ない一言「私なんか無くなっちゃえばいいのに」 彼女はそんな彼女に言葉を返してあげられなかった。
ジンコが電車に乗ろうとしたら、前に原木がいた。 そして原木が後ろに構える姿勢をしたので、思わず彼女に抱きついてのだった。 そして倒れこむ二人、ジンコは原木が電車の飛び込もうとしたと思ったのだった。
その時ジンコはちょっと怪我をしてしまった。 そして車の運転を原木がすることになり、ジンコ、素子、原木の3人で、ミキのところへ行くことになったのだった・・・
個性的で、様々な話題作、ヒット作に出ている女優4人の淡いストーリーです。
原木以外の3人は友達なんですが、ちょっと年の離れた原木がひょんなことから3人に加わった小さな旅の物語とも言えますね。
ミキに会いにいく、結構重いところなんですが、3人の淡々とした旅がその重さを和らげてくれます。
この作品を見ていて、映画っていろいろ詰め込んですみずみまで見るもんでもないなあと感じました。 言い直しもあり、セリフがかぶってもそのまま撮っているところなんかかえって新鮮でした。
本当に地のままに姿を映し込んでいて、特に素子とジンコの会話の自然さは見ていて本当に自然でした。
ゆったりと時間が流れていくんですが、ラストにミキが二人にちらっとお礼をするシーンは3人がこれからも心を通じ合っていけることがわかるいいシーンでした。
安藤サクラが観たくていきましたが、透明感のあるゆったりとした物語でした。
ちょっとした勘違いで、出会った二人だが、その時手に怪我をしたジンコ
元夫のところに車を借りに行った素子
3人でミキのところに向かう
原木はこの店がなくなってしまった
そしてミキに会えた