anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

デイブレイカー


2019年、少女はヴァンパイアになるのを拒んだ。 日が昇った。 その瞬間少女の体は炎に包まれ焼け落ちてしまった。
世界はウィルスの蔓延により、全人口の95%がヴァンパイアとなっていた。 昼間に歩くものはもうほとんどいない。 そして日が暮れると世界は活気を取り戻す。
残った人類は捕まると飼育され、ヴァンパイアのために血液を供給するためだけの存在となる。 しかし世界は血液が不足し始めていた。
血を飲むことをしないと、サブサイダーと呼ばれる、一種の怪物と化してしまう。 慢性的な血液不足のため、サブサイダーになるものが急速に増えているのが実情だった。
エドワード(イーサン・ホーク)は製薬会社ブロムリー=マークス社にて人工血液を開発する研究者。 彼もヴァンパイアだが人血を飲む事に罪悪感を覚えていた。
社長のチャールズ・ブロムリーサム・ニール)は一刻も早く人工血液を開発するよう指示を出すのだが、テストは失敗に終わった。 被験者は拒否反応を示し破裂してしまった。
そんな時、人間の数人と接触事故を起こしてしまった。 本当ならすぐに捕獲されるところの彼らを、エドワードは匿い逃がしてしまう。 彼らはレジスタンスだった。 そしてレジスタンスから信用されたエドワードは、彼らに呼び出された。 そこでエドワードは驚くべきことを見せられたのだった・・・

ちょっと変わったヴァンパイア作品ですね。 もう完全にヴァンパイアが支配した世界から物語が始まるところが面白い設定です。
いじめられたり、虐げられたりする役の多いイーサン・ホークですが、この作品は若干頑張った役ですね。
いつもは良い役の多いサム・ニールが嫌われ役を演じていますね。 人間が捕獲され、集められて血をむかれるシーンはちょっと悲惨ですが、それはそれで設定を変えると今の世の中の食物連鎖を皮肉った物に見えますね。
ヴァンパイアになるのは病気なのか、進化なのか、はたまた退化なのか、いろいろ考えさせられる心理ホラー作品でした。

イメージ 1
世界のほとんどの人間はヴァンパイア

イメージ 2
製薬会社ブロムリー=マークス社・社長のチャールズ

イメージ 3
人間は血液の供給元

イメージ 4
研究者のエドワード

イメージ 5
彼は人間たちと出会ってしまう

イメージ 6
そして彼の運命が変わっていく

イメージ 7