2007年のロンドンの街頭で、旅芸人の一座がぼろぼろの馬車でイマジナリウムという出し物をしている。
何やら怪しいカーテンの向こうに入ると、不思議な世界を見れるというのだ。 その人の深層心理の世界に入れるということだ。
なかなか胡散臭くて誰も入ろうとしないが、酔っ払いが金も払わず飛び込んでしまった。 とそこで彼が見た者は不思議な光景。 悪夢のような世界に、戸惑い恐れる男。 もう酒は飲まないと誓うと一軒のバーが目の前に現れた。
ふとふらふらと中に入った瞬間バーは木っ端みじんに爆発してしまった。 「たまには消えてしまう人もいる。」
舞台には一瞬人形かと思う老人が、彼こそがDr.パルナサス(クリストファー・プラマー)といい、1000年も生きているとされている謎の老人で、この出し物は彼の頭の中の世界ということらしいが。
一座は娘のヴァレンティナ(リリー・コール)、小人のパーシー(ヴァートン・J・トロイヤー)、ピエロ役のアントン(アンドリュー・ガーフィールド)。 パルナサスはなぜかふさぎこんでいる。 それは彼は悪魔のMr.ニック(トム・ウェイツ)とある契約を結んでいて、その期限が近づいてきているからだった。 いったい契約とは?
一座が次の場所に異動していると橋の上からある光景が。 海の上に人影が。 それは海の上ではなく首をロープで縛られ、橋からつりさげられているのだった。
ヴァレンティナは彼を救おうと言い、アントンがロープを体に巻き男を捕まえ何とか引き揚げた。男は生きていた。
口から金属の短い棒を吐き出した。 男は記憶がないと言い名前はトニー(ヒース・レジャー)という事だけだった。 男は一座とともに行動するようになる。
Drパルナサスの悩みとは16歳の誕生日に娘を差し出すというものだった。 その見返りに不死と若さを手に入れある女性と結ばれたのだった。 その期限は3日後となっている。 その時、悪魔はある賭けを言ってきた。
その賭けに勝てば娘はそのままということだったのだが、パルナサスは自身がないと半ばあきらめムードだった。 トニーはそんな一座を励まし賭けに勝つため張り切るのだったが・・・
この作品の撮影中に御存血のようにヒースが亡くなりました。 お蔵入りになるところ3人の俳優がヒースの役を引き継ぎました。
実は私にはコリン以外はあまり見わけが付かなかったです。 メイクが似ていると、見分けづらいのか、それとも目が悪いのか(?)。
でもこの話に感動して後半部分はしっかりと、特に見ようと思いました。
ヒースは「ダークナイト」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6555788.htmlで一躍脚光を浴び、死後助演男優賞を受けるほどでしたが、あまりにもストイックな俳優だったみたいですね。
でも3人の助っ人は素晴らしいではないですか。 物語はちょっと悲劇のファンタジーですが、この製作の背景の方の物語がとてもすばらしい作品でした。
旅芸人の一座
救われた男
パルナサスはある契約を結んでいた
それは娘と関係があった
なんとか娘を救いたい