2015年作品、羽野暢 倉谷宣緒監督、石橋穂乃香 山村憲之介 柴田光太郎 大島葉子 藍田舞 瀬戸祐介 黒沢あすか 研ナオコ むとう水華 ともこ 中村邦晃 千葉美紅 記井沙也佳 青木和枝出演。
OLのチアキ(石橋穂乃香)は、母ヨシコ(黒沢あすか)が古い温泉宿を経営する故郷の温泉郷・鵺ヶ淵へ、親友の記者・マイ(藍田舞)を連れて向かっていた。 チアキは、12年前、ヨシコに想いを寄せる男、澤津久森(柴田光太郎)によって父親が殺された過去をマイに秘密にしていた。
同じ頃、未確認生物UMAを専門に扱う三流誌の編集長・京極(山村憲之介)とその部下が、へんぴな山奥にある洋館に巨大な柩を運び入れていた。 柩の中には、経文により生きたまま眠らされた異形の化物がいた。 京極には、怪物を捕獲し、ボスであるマダム(大島葉子)に献上するUMAハンターというもう一つの顔があった。
新鮮な怪物を食べ続けることで若さを保つマダムのために、般若心経に身を包み、源頼政が使用したといわれる弓でUMAを狩って差し出してきたのだ。 マダムは、古事記にも登場する日本古来のUMAで、顔は猿で体は狸、手足が虎で尻尾は蛇という化物・鵺を欲していた。
鵺ケ淵は、鵺の血を引く人間が生存していると言われる秘境だった。 鵺ケ淵ではヨシコが、模範囚として仮出所した澤津久森を待っていた。 この澤津久森こそ、鵺と人間の血を受け継ぐハイブリッドであった。 怪物の血を引く人間は繁殖期に怪物の姿に戻るため、鵺の繁殖期である月食の晩に狙いを定め、京極は部下たちとともに鵺ケ淵を目指す。 やがて月食が訪れたとき、人々の想いの交錯する戦いが幕を開ける……。
監督は羽野暢と倉谷宣緒、お二人とも監督作品としての記事はありませんでした。
チアキ役が石橋穂乃香、「箱入り息子の恋」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/9887002 に出演でした。
母役で黒沢あすか、「658km、陽子の旅」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/08/29/180000 他、多くの記事があります。
“鵺“という妖怪がいますが、なかなかグロテスクな様相をしていて、猿の顔、狸の胴体、前後の肢は虎、尾は蛇ということです。
今作はこのぬえをなんとか捉えようというお話でした。 キャストが結構豪華で、なんと研ナオコが出演というのが驚きでした。 ラストに一気に盛り上がる作品でした。