2024年作品、シェン・ジエ監督。
遥か昔、一つの宝石で作られた二つの宝物「青唐傘」と「黒玉剣」がある。 のちに百年の戦乱を経て、滅亡し国の最後の王女が使う「青唐傘」と大将軍が使う「黒玉剣」は宮殿の蔵に預けたが、「黒玉剣」に宿る精霊の「ワングイ（忘帰）」は大将軍の仇を討つため、剣とともに宮殿から逃げ出した。
天下は再び殺戮が起こらないよう、「青唐傘」に宿る精霊の「チンダイ（青黛）」と宮廷宝物の修復職人のモーヤン（墨陽）は、ワングイを連れ戻すよう冒険の旅に出る…。
監督はシェン・ジエ、初監督作品でしょうか？
シネマグランドサンシャインで上映が始まった中国のアニメ作品、「咕咚动漫」アニメスタジオによる制作ということです。
近年のアジアのアニメ作品、特に中国の作品は質の良い作品が多いんですが、それを積極的に池袋の映画館では上映してくれます。 今回は、ちょっと昔の世界観で、人間がご主人様でその人物についている精霊たち、基本はご主人様を守る役なんですが、良い人間も悪い人間もいます。 もちろん普通は見えませんが、中には精霊が見える人間もいるようです。
王女と、大将軍がそれぞれ持っている傘と剣、精霊はそれぞれこれに宿ることになって行きますが、人間が亡くなってもその人物の持ち物にも宿るようですね。 さらに古くなったものにも。
絵自体は可愛いんですが、内容は結構怖いというかエグいんですね。 ラストの戦いはなかなかの迫力でした。
