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トラペジウム

2024年作品、篠原正寛監督、結川あさき 羊宮妃那 上田麗奈 相川遥花 木全翔也 内村光良 高山一実 西野七瀬声の出演。

高校1年生の東ゆう(結川あさき)はアイドルになるため、「SNSはやらない」「彼氏は作らない」「学校では目立たない」「東西南北の美少女を仲間にする」という4箇条を自らに課して高校生活を送っていた。 城州東高校に通うゆうは、ほかの3つの方角にある高校へ行き、3人の美少女と友だちになる。 文化祭やボランティア活動を通して結束を深めていくゆうたちに、ついにテレビ出演のチャンスが舞い込む。 やがてアイドルデビューのプロジェクトも動きだすが、大きな問題に直面する。

監督は篠原正寛、ヒット作の演出が多いですが、初めてでした。
主人公のゆう役を結川あさき、初めての声優さんでした。
他の声優さん達も初めてでしたが、面白い役で原作のかずみんとなぁちゃんが出演しているんですね。

乃木坂46高山一実原作の小説のアニメ化で、話題作ですね。 小説になった時にも話題になり、当時は在籍中でしたが、卒業後になんと劇場アニメーになるとは、凄いです。
元アイドルならではの、面白い設定のお話です。 どうしてもアイドルになりたい主人公の東ゆうは、面白いやり方で、それを実行していきます。 キーは東西南北、一人一人自然な感じを装い、友達になっていく。 でも全てはアイドルになるため、目標のためには手段を選ばない、嫌な言い方をすると、友達ではなく、アイドルになるためのパートナーを作り出していく、そんな感じで、正直主人公は最後まで好きには慣れませんでしたが、そこが逆にリアルで、よくかずみんがこういうお話を書いたなぁ、と驚きました。


彼女も現役のトップアイドルグループにいたときは、いいこともあっただろうし、嫌なこともあったでしょう。 ハッとしたのは、主人公がアイドルになるためにどうしてオーディションを受けなかったの? と聞かれたところですね。
もちろん、いろんなパターンでアイドルになる機会はあるでしょうけど、オーディションは狭き門ですし、一握りになることが叶わないなら、頭を使って這い上がっていく、そんな貪欲さを描いたお話でしたね。