anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

フリークス

1932年作品、トッド・ブラウニング監督、ウォーレス・フォード オルガ・バクラノヴァ ロスコー・エイツ レイラ・ハイアムズ ハリー・アールズ ジョニー・エック ヘンリー・ヴィクター デイジーアールズ ローズ・ディオン デイジーヒルトン ヴァイオレット・ヒルトン アンジェロ・ロシット出演。

フランスの曲馬団の一員である小人のハンス(ハリー・アールス)は小人の曲芸師のフリーダ(デイジー・アールス)と婚約していたが、美貌の軽業師のクレオパトラ(オルガ・バクラノヴァ)に魅せられてもいた。 ハンスが親戚からの莫大な資産を相続することを知ったクレオパトラは金目当てに彼を誘惑し、クレオパトラに眩まされるままハンスは彼女との結婚を決めてしまう。 婚約者を奪われて悲嘆にくれるフリーダを、一座の仲間のフロゾ(ウォーレス・フォード)とヴィーナス(リーラ・ハイアムス)は心配して慰める。
実はクレオパトラは一座の怪力男のヘラクレス(ヘンリー・ヴィクター)と通じており、結婚式のあとにハンスを毒殺する計画を進めていた。 結婚式の祝宴でクレオパトラはハンスと一座の見世物仲間を侮辱し、彼女の真意を知ったハンスは悔恨にくれる。自分たちに対する侮辱と併せて毒殺計画を知ったフロゾとヴィーナスをはじめとする一座の仲間たちは激怒し、逃げるクレオパトラを追い詰めて罰を下す。

監督はトッド・ブラウニング、初めて作品を描く監督でした。
フロゾ役はウォーレス・フォード、初めて記事にしますね。
ヴィーナス役はリーラ・ハイアムズ、彼女も初めてでした。

前から見たかったこの作品、もちろん今では公開も、また制作さえもなかなかできない作品だと思います。
しかしこういう障碍を持って生まれてきた人たちをサーカスで見せ物にするということは、欧米だけではなく日本でも“見世物小屋“として、営業をしていましたからね。 私の子供の頃はもうなかったということは、少なくても戦前と戦後直後くらいだったんでしょうか?
ちょっとズレるお話かもしれませんが、怪異蒐集家で作家の木原浩勝氏の所蔵している、“件ちゃん“の剥製などは、そういうところで使われていたんでしょうね。