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伊藤潤二『コレクション』 第4話

2018年作品、田頭しのぶ監督、福元しんいち演出、木村良平 島崎信長 杉田智和 根谷美智子声の出演。

「寒気」
裕史の隣の家に住む少女・梨奈(水野理紗)は、生まれつきの病気で自宅から一歩も外に出ない生活を送っている。彼女の腕に無数の穴が空いているのを見てしまった裕史(木村良平)だが、彼には亡くなった祖父(石住昭彦)の体にも同じような穴が空いているのを見た記憶があった。その秘密を打ち明けた友人・英夫(杉田智和)とともに祖父の日記を読んだ裕史。そしてしばらく経ったある日、梨奈の症状が回復する。
「あやつり屋敷」
北脇治彦(島崎信長)は人形劇の旅興行をしている一家の次男として生きていた。
一家は父を座長として、治彦とその兄(雪彦)、妹(夏美)が座員として人形劇をしていた。
母は逃げてしまい、行方が知れない。
 新しい学校で転校生として、教師に紹介された治彦。
クラスメイトの日高絹子は治彦に興味が湧いた。
「人形劇なんて夢がある。治彦も人形をあやつってるの?」と聞く絹子。
治彦は「人形劇なんて好きじゃない。人形がうまくあやつれない」と答える。
絹子は俄然治彦に興味があるようで、治彦の住むトラックに行きたいといい、治彦も了承する。
この2作品はちょっと変わった作品ですね。伊藤潤二の範疇としてはというお話です。
前半は謎の奇病にかかってしまった祖父、そして孫の梨奈にも似た症状が出てしまうお話でした。
そして後半は、あやつり師という感じで、こちらは、作者らしい作品かもしれません。操り人形というのは、上手い人だと、本当に生きているような感じに見えますよね。
しかし生きている人間に比べるとやはりぎこちないもの。そしてそれがだんだんと逆転していったとしたら。そんなお話でした。

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祖父は奇病で亡くなった

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そして孫娘も

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怪しい屋敷

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そこではみんな操られている?

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