anttiorbの映画、映像の世界

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超高層プロフェッショナル

1979年作品、スティーヴ・カーヴァー監督、リー・メジャース ジェニファー・オニール アート・カーニー ジョージ・ケネディ出演。

ニューヨーク近郊の小高い丘に、ジャングル・ジムを思わせる鉄骨組立てのビルが、今にも、空にそびえようとしていた。 この町の新しい名物となるはずのハイエス・プラザ・ビルである。 目下、鉄骨組立てを請負っているのがキャス建築会社。
カーキチのボス、ルー・キャシディ(ジョージ・ケネディ)は、いつも運転手を後部座席に座らせ、自らがハンドルを握っていた。 親分肌で、人望のあるルー、彼を中心にまとまっていた。 しかし、鉄材運搬を請負っている弟のエディ(ハリス・ユーリン)は、スキがあれば、この仕事を奪おうと毎日姿を現していた。
そんなエディを無視して、荒くれ男どもを指揮するルーは、自ら酸素ボンベを手に熔接を始めた。 と、その時、ボンベのメーターが急に上がりボンベが爆発、それが足場に落ちて火災が発生しはじめた。
恐怖におののく従業員たちに冷静に指図を送るルーだったが、ある若い作業員が恐怖のあまり動けなくなってしまう。 彼を何とか助けようと懸命に救助用のカゴに移した瞬間、近くのタンクが爆発し、その爆風でルーが46階から落下し、皆の前で即死した。
事故か陰謀か葬儀に参列した人々の気持ちは定かではなかったが、そうした悲しみの中で喪主の1人娘キャス(ジェニファー・オニール)にエディが近づいてきた。 そんな彼をキャスは無視した。 彼女は、今、父の果たせなかった夢を実現させようと決心していた。
しかし、あと3週間で9階組み上げなくては、自動的に権利がエディの手に渡ってしまう。 ルーが信頼していた鉄骨工のユニオン・チーフ、ピグノーズ(アート・カーニー)は、完成は不可能に近いが、もし、キャットン一家が加わればできるかもしれない、と 告げた。
マイク・キャットン(リー・メジャース)は、長距離トラックの運転手をしていた。 キャスの必死の願いに、はじめはノーをくり返したキャットンだったが、ようやくOKを出し、現場は見違えるように活気づいた。 キャットンとキャスのキャットン一家再召集の旅が始まり、チェロキー(ロバート・テッシア)、バレンチノ(テリー・キサール)、ダンサー(リチャード・リンチ)、タンク(アルバート・サルミ)、キッド(ベン・マーレイ)、サーファー(ハンター・フォン・リール)、ライオネル(ロジャー・モズレー)らが集まってきた・・・

これは変わったお話、懐かしい顔ぶれが見れる作品ですね。
監督はスティーヴ・カーヴァー、初めて作品を見ました。個性的な作品を撮っている監督のようですね。
主演はリー・メジャース、彼の出演作をざっとみると、いつか見るだろう作品がありますね。
そしてヒロインでルーの娘役はジェニファー・オニール、彼女もお綺麗ですが、あまり見る機会がありませんでした。
ルー役がジョージ・ケネディ、「人間の証明」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9659682.html 「アンガー・サンクション」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14252563.html をみていますが、日本にもなじみのある俳優さんでした。

物語は、高層ビル建築のお話。 建築会社は大手ゼネコンではなく、職人気質のルーというボスが仕切っている会社です。 昔ならではという雰囲気ですが、悲劇が起きるんですね。 ただでさえ怖い、高層ビルで火災が起きてしまいます。足が恐怖のあまり縮こまって、動けなくなった作業員を救おうとしたルーが、タンクの爆発で吹っ飛ばされ落下して亡くなってしまいます。
これでこの工事を請け負おうとしたのがなんと弟のエディなんですね。 黙っていても転がり込んでくる仕事でしたが、そこに待ったをかけたのが娘のキャスでした。 しかし彼女一人ではどうしようもない、そこでキャットンを口説きに行くんですね。
70年代の話ですが、もういう高層ビルもそれなりに職人というか親方がどの国でもいたんでしょうね。日本でも高度成長時代、同じようなことはあったのかもしれませんね。

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ルーが指揮する高層ビル建築現場

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しかし彼は事故に遭い亡くなってしまう

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それを引き継ぐ決心をするキャス

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そして人員を集め

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作業を再開する

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