anttiorbの映画、映像の世界

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愛MY~タカラモノと話せるようになった女の子の話

2016年作品、古東風太郎監督、門脇佳奈子 上西恵出演。

“本音で話す”って、どういうことだろう? 女子高校生たちにインタビューするが、誰もそれは一番難しいことで、めったに本音なんか話すことができないと言う。 自分の夢さえも人には話せない、実現しなかったら恥ずかしい。 また友人関係にもひびが入ってしまうかも。
マイ(門脇佳奈子)は、大阪から転校してきてこの全寮制の学校に入った。 彼女の親友は、こっちで初めて友達になったユウコ(上西恵)で、彼女とは何でも話せる間柄だった。
しかしこの学校でボス的な存在は、レイカ(今野鮎莉)で、その脇にはいつもおべっかばかりを言うチリコ(吉田まどか)と、噂ばかりを発信するカエデ(宮島実結)がいた。
金持ちで、権力のあるレイカは持っているものも高いもので、彼女が身につけている物こそ流行の最先端の物だった。 マイはそんな3人につかず離れず刺激せずの、一定の距離感に居て、レイカの身に着けるもの、ブランドをチェックしていた。 一方のユウコはマイペースで、レイカたちのことは気にしない独自の行動をしていた。
しかしレイカが、学校で人気者の男子が好きなことが発覚、レイカたちに陰湿ないじめに遭っている現場に遭遇してしまう。 しかしマイは助けることができず、遠くから見ているだけ、声もどう掛けたらいいかわからず、終わった後に愛想笑いをするだけだったが、それは、実はマイの好きな男子もその男の子だった。
そんなある日、マイはどこからともなく聞こえてくる声にびっくりする。 誰もいないはずの部屋から自分に話しかけてくる女の声が。 声の主は彼女が身に着けているシュシュだった。 それもシュシュだけでなく、シャーペン、消しゴム、リップクリーム、本棚、猿のぬいぐるみ、姿見、等が一斉に言葉を発してきた。 いや彼女にだけ聞こえて来るのだった。
そしてマイは、レイカが着けていた同じブランドのピアスを買うが、それも言葉を発してくる。 モノ(物)と会話が出来るようになった高校2年生のマイはこの後一体どうなっていくのか?…

昨年の 「島ぜんぶでおーきな祭 第8回沖縄国際映画祭」 で発表された作品、その後、京都国際映画祭でも上映され、ようやく一般公開になりました。 かなきちとけいっちの舞台挨拶の回もありましたが、私はそういうのが苦手なんで(^^) 一般回を鑑賞してきました。 上映時間が1回だけなんでちょっときつかったですが。
監督は古東風太郎、テレビ東京に所属している? 初めて作品を見る監督さんですね。
主演はマイ役の元NMB48門脇佳奈子と、卒業予定のNMB48の上西恵です。 上西恵は、おそらくこの作品の公開があるんで、卒業時期が伸びているんではないかな? と思っています。
映画の宣伝に舞台挨拶もあるでしょうし、NMB48としてクレジットされていますから、大人の事情ってやつですかね。
またこの作品は吉本の芸人さんたちが、この言葉を話すいろんな物で参加しています。 姿見にオカリナ(おかずクラブ)、シュシュにゆいP(おかずクラブ)、ジャンポケの3人、トレンディエンジェル横澤夏子、コロチキのナダル、それぞれ顔が全く出ない声の演技、さすがにそれはかわいそうだという事で、エンドロールのみの顔出しでしたが(^^)
お話は “本音” というテーマを通しての友情のお話、好きな相手が被ったこと、苛めを受けていること、ボス関係の変化、そんな日常よくあることを、ライトな感じで描いている作品、NMB48の卒業生のかなきちこと門脇佳奈子が頑張った作品ですね。
65分という短い作品、主要な出演者も5人、まあファンなら見たくなる、卒業前のけいっちを観るのはいい作品ですね。

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二人は親友

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しかし苛めに遭うユウコ

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しかし物と話せるようになったマイ

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沖縄で挨拶をする二人

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監督を交えて

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