神話と伝説が息づき、美しい森と湖に囲まれたスコットランドの村で、母のアン(エミリー・ワトソン)と姉のカースティ(プリヤンスカ・シー)と3人で暮らしているアンガスだが、父のいない寂しさは誰にも埋めることはできなかった。
ある日、アンガスはネス湖の海岸で、青く光る卵を見つけて、家に持ち帰る。 何の卵かわからず、部屋に置いておくと、ある日変な鳴き声が部屋から聞こえてくる。 卵がかえったのだった。 そこから生まれてきた見たことのない生き物にアンガスは“クルーソー” と名付け、毎日のように食べ物を与えるのだった。
母はある日、今は使われていない父の部屋を貸すことを決める。 モーブリー(ベン・チャプリン)という男で、アンガスはいつ父が帰ってくるかもしれないと言って母を怒る。 そしてモーブリーに対しても、突っかかるのだったが、モーブリーは君のお父さんが戻ってきたら出ていくとなだめるのだった。 モーブリーはこの家の雑用をすることとなるのだった。
そんな中、クルーソーは食べれば食べるほどどんどん成長していく。 屋敷を駆け回り、とうとう姉やモーブリーに見つかってしまう。
最初は嫌が っていたアンガスであったが、ある日家の前の池に逃げ込んだクルーソーは、そこで飼っていた魚を全部食べてしまい、一晩ごとにとんでもなく成長してしまう。 もう家の中では飼えない大きさになったクルーソーの姿を見てアンガスも渋々承諾するのだった。
しかし、クルーソーを目撃した大人たちが、現れるようになり…
私が子供のころ、世界の3大不思議といえば、UFO、雪男、そしてネス湖のネッシーでした。 特に巨大生物の伝説はネス湖だけでなくいろんなところにもあり、太古の恐竜の生き残り、そう信じて止みませんでした。 そんな本は、雑誌の特集をむさぼり読んでいた少年時代でしたね。
この作品は、そんなネッシーについて作られた物語、しかしあの有名な 「外科医の写真」 ですね。 その真実が語られている? 意外とリアルな部分もある作品でした。
監督はジェイ・ラッセル、私は初鑑賞でした。 主演はクレジットはエミリー・ワトソンがトップですが、アンガス役のアレックス・エテルですね。 子役ですが、主役は2本目なんですね。 なかなかいい少年を演じていました。
そしてストーリー・テラーでブライアン・コックス、彼が現代での昔話というスタイルで始まっていきます。
この後、人間の手を離れたクルーソーが、自由に湖を泳ぎ、アンガスと楽しいひと時を時々過ごす、そんな展開に一瞬なるんですが、時は戦争真っ最中、大きな悲劇が起こるんですね。
そして書き足して、長編作品に仕上がった時、再びいい作品になったと思いました。当時のドラえもんは感動作が多く、息子と結構見ていましたが、親のこっちの方が入れ込んで見ていました。
途中まではほとんど一緒、大海にピー助を放すシーン、別れのシーンなんか同じようですね。 ただ、どちらがパクッたとかどうこうは言いたくない。 それぞれの良さというか違いがここからは別れてきますから。
また、実写でやっているのに意義がある。 ネッシーとひっかけているところはまた素晴らしいと思いました。
卵を拾ったアンガス
卵がかえった!
お風呂で飼うことにした
そして大きくなって
ネス湖に放してあげる
しかし目撃情報が多々おき始め・・・