廃墟の休日 - anttiorbの映画、映像の世界

2015年7月31日、テレビ東京。

世界中の廃墟を知り尽くしている謎の男ジョン・Tからいつものように廃墟巡りの誘いが来た。友人のスミマサノリと共に米・ニューヨークにやって来た田辺誠一。しかし待ち合わせ場所にジョンはおらず、代わりに現れた謎の男性から受け取ったカードを元に、バナーマン・アイランド・ギャラリーにたどり着く。

そこの男は気軽に「行くかい？」と言う。

あっさりとそこに行くことになり、そこが2人の目的地となる。のどかな入り江に着くと、向こうで手を振っている男と、船の操縦士が。いよいよ船に乗りポリプル島の廃墟の探索を開始する。

バナーマンアイランドとは、1854年にスコットランドからアメリカに移住し、武器の転売で成功を収めたフランシス・バナーマン6世が1900年ハドソン川に浮かぶポリプル島を購入。

当時ブルックリンにあった店舗に火薬を置く事が危険だったため、1907年に自らがデザインした武器倉庫と住居の建設を始め家族とともにこの島で暮らした。

しかし彼が1918年に死去した後、2年後の1920年武器倉庫が爆発、その後無人島になり、1969年に火災が発生、大半が倒壊したのであった・・・

先月から始まったこの番組、第1の旅は、安田顕と野口照夫が摩耶観光ホテルと軍艦島に行くたびでした。そして今回は田辺誠一とスミマサノリの二人旅、ちょっとしたドキュメンタリー風の廃墟探訪の番組ですが、謎のジョン・Ｔからのメッセージで旅を始めると言うところが、生きな番組です。

私も廃墟は大好きなんですが、あまり有名なところは行ったことがありません。ましては軍艦島は今後凄くなっちゃうでしょうね。

今回どうしてこの番組を取り上げたかと言うと、ここがあまりにも「ルパン三世・カリオストロの城」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/write.html　の、火事で焼け落ちたカリオストロ城にそっくりだったからなんです。

宮崎駿はこの風景を知っていたんでしょうか？

実際番組中訪れた二人は、映画のシーンに酷似していると言っています。

ヨーロッパにはこんな古城、廃墟もあるのかもしれませんが、もしかしたらモデルになった廃墟なのかもしれません。

ここな武器倉庫と言うことで作られましたが、実際バナーマン一家は住んでいたということで、彼らの城でもあったんでしょうね。

なかなか面白い番組ですよ。