anttiorbの映画、映像の世界

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寄生獣

2014年作品、山崎貴監督、染谷将太主演。
 
地球上の誰かがふと思った『人類の数が半分になったら いくつの森が焼かれずにすむだろうか……』
地球上の誰かがふと思った『人間の数が100分の1になったら たれ流される毒も100分の1になるだろうか……』
誰かが ふと思った『生物(みんな)の未来を守らねば……………』
海の中から小さい蛇のような生き物?が這い上がってきた。 その中の一匹が、ある男の耳に入り込んだ。 男はちょっとのあいだもがいたが、すぐに静かになった。
次の日、男は起きると妻の両肩に手を載せ、次の瞬間顔が裂け大きな口?が現れ、妻の頭部を食いちぎった。 いや、頭ごと食べてしまったのだった。
高校生の泉新一(染谷将太)にもパラサイトが近づき脳に寄生しようとするが、彼は寝ながらイヤホンを耳にさしていたので、その生物は、右腕から侵入してきた。
紐で縛った時、母の信子(余貴美子)が驚いて入ってきた。 その時はもう右手に違和感はなくなっていた。 「夢だったのか?」
次の日の朝も、何か右手は少し痺れた感じがした新一だった。 し かし学校に向かう途中右手が異様な動きをするようになった。
家に帰って勝手に右手が動く事をネットで検索をしていると、突然右手に目が現れた。 そして変形し始め、何かの生物体に変形した。
頭に寄生できなくて、パラサイトはやむなく右腕に寄生したのだった。 この信じがたい事態を周囲に話すわけにもいかず、新一は右腕のパラサイトにミギーと名前を付け奇妙な共生生活をすることになる。
しかし、街では猟奇殺人が一斉に起こり始めていた。 それは脳を乗っ取ったパラサイトの仕業と知っているのは真一とミギーだけだった。
ある日ミギーは同種の気配を察知した。 そしてその信号をたどっていくと、中華料理屋だった。
そこの店主は頭を乗っ取られ、店に来た客を捕食していた。 そしてそいつは、右手に寄生している同種に対して、こちらに移動して来いという。 そしてそう言うと自分の右手を切り落とした。
しかし一抹の不安を感じたミギーは、そいつの首を切り落とし、殺した。 ミギーは新一を守ったのではなく自分が不安だったといい、移動しなかったことを後悔しているふうでもあった。
そして、新一の通っている学校にある日転勤して来た教師がいた。 なんとそれは田宮良子(深津絵里)と名乗った、寄生生物だった。 教師として高等な知識を要している寄生生物、いったい彼女は何を企んでいるのか?・・・
 
原作コミックスは、1990年から連載が開始され、大ヒットした作品でした。 泉新一役に染谷翔太、村野里美役に橋本愛、田宮良子役に深津 絵里、島田秀雄役に東出昌大、平間刑事役に國村隼、そして真一の母・信子役に余貴美子という配役で、あとは今回の登場は少ない感じで、完結編がメーンになりそうです。
そしてコミックス10巻分を2回に圧縮するために、配役のカット、役割変更、原作と違うところが結構あります。 でも、コミックスファンもあまりガッカリさせない作りになっていました。 これは脚本の山崎監督、古沢良太両氏が頑張りましたね。
今回一回手放したコミックスを、新装改訂版で買い直して、息子ともども熟読して鑑賞しましたが、できは満足度の高い作品でした。
20年前では映像化が難しかったと思いますが、今ならという出来になっていますし、欲を言うなら、もうひとりの脳が残っている規制人間の宇田さんが出て欲しかったと、息子と話していました。
その辺の原作に忠実という点では、深夜のアニメ版をおすすめします。
4月25日公開の完結編が待ち遠しいです。
 
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昨日の夜のことは?
 
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おかしな右手
 
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右手がミギーに
 
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ガールフレンドの里美
 
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そこにあいつが現れる
 
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教師の田宮良子、しかし彼女は
 
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そしてもう一人
 
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