anttiorbの映画、映像の世界

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シャドー

1982年作品、ダリオ・アルジェント監督、アンソニー・フランシオサ主演。
 
ニューヨークのケネディ空港から、ミステリー小説の作家ピーター・ニール(アンソニー・フランシオーサ)がローマに向けて飛び立とうとしている。 しかし電話が入りちょっとした隙にカバンが見当たらなくなる。 離れたところにあってほっとしたピーターだったが、それを見ていた女がいた。 そして今回の彼の目的は、新作『暗やみの祈り』のプロモーションのためだった。
その頃、ローマのデパートで『暗やみの祈り』を万引しようとした女がいた。 エルサという女で常習犯だった。 何とか彼女は自分の住所を教え、家に帰らせてもらった。
途中浮浪者にちょっかいを掛けられ激怒した彼女だったが、家に着くともう一人不審者が侵入していた。 そしてそいつは彼女を殺害した。
ピーターは到着すると早くも取材陣に囲まれた。 その中で旧友の女性記者・チルデは痛烈な質問をしてきたので、エージェントのブルマージョン・サクソン)が上手く取り成してくれた。
空港の外で、ピーターは先に来ていた秘書のアン(ダリア・ニコロディ)と、ブルマーの助手ジャンニ青年(クリスチャン・ボロメオ)に会う。 そして鞄を開けると服が汚され、腕時計を壊されていた。
ホテルの部屋に着くと、男たちが先に入っていた。 彼らはローマ警察のジェルマニ警部(ジュリアーノ・ジェンマ)とアルティエリ女刑事だった。
二人はピーターにエルサの事件について質問し、床に手紙が落ちてましたよという。 開封してみると、『暗やみの祈り』の一節を引用し てあった。 そこヘ電話がかかり、「お前の小説通りやった。もっとやるぞ」 と不気味な声。 今回の旅は危険なにおいがしてくるのだった・・・
 
ダリオ・アルジェントと言えば、「サスぺリア」ですが、この作品は日本の配給会社が勝手に続編ポイ邦題を監督の別の作品につけていて、混乱をさせています。
いまだに訂正されていないのがちょっとひどいですね。
さて今回のこの作品は、なかなか面白いスリラーでした。 結構美女がいっぱい出てくるんですが、どんどん殺されていきます。 いったん終わった事件が引きずるように続いて行くところからは、混迷の様相なんですが、エンディングまでなかなか見せてくれますね。
推理要素も多いので、なかなか描けないのが残念ですが、壮絶なラ ストと、心理描写も面白いですね。
監督自身はホラーよりもスリラー主体ですが、ゾンビ、ホラー作品では製作に携わっています。
また観たい監督ですね。 そしてまだ現役ですから、新作も見たいですね。
 
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美女たちが次々と殺されていく
 
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