2013年作品、コートニー・ソロモン監督、イーサン・ホーク主演。
クリスマス。 ブルガリアの首都ソフィアに住む元プロレーサーのブレント・マグナ(イーサン・ホーク)が帰宅すると、家の中が荒らされていた。 呆然とするブレントに謎の男(ジョン・ヴォイト)から電話がかかってくる。 それは、ブレントの妻リアン(レベッカ・バディグ)を誘拐したこと、リアンを返してほしければこれから一晩指示に従うことを告げるものだった。
指示通り地下駐車場行くと、そこにはシェルビー・マスタングGT500スーパースネークが止まっていた。 そしてそれは改造を施され、防弾で、各所にカメラが取り付けられ、そして謎の男から逐一連絡が入るようにセットされていた。 そし てその車を盗み走りだすブレント。
謎の男は交通法規を破り混みあうマーケットやスケートリンクを爆走させ、街中を混乱させる。 指示を受け地下工事現場に車を停めると、いきなり銃を突き付けられた。 そこにはパーカーを着た少女(セレーナ・ゴメス)がいた。 彼女は自分のマスタングが工事現場で見つかったという警察からの知らせを受けて待ち伏せていた。しかし細かい説明をする暇もなく、謎の男からの指令はその少女を乗せろというものだった。
いきなり拉致のように車に乗せられ急発進する。 そして今度はパトカーが次々に追いかけてきた。 捕まったら妻の命はないし、止めるわけにはいかないが、怯える少女は「止めて!降ろして!」と叫ぶが、パトカーとのカーチェイスが始まる。 ブレントは無事妻を助け出せるのだろうか?・・・
これは、正直面白かった。 ほとんど全編カーチェイスなんですが、本当に数秒に一回クラッシュが起きます。 それだけでも迫力が凄いんですが、謎の男の存在が不気味ですね。
顔半分しか映らず、ちょっと髭面しかわかりません。 そしてどこからかけているのか? どうやら近くではなさそうくらいですかね。
こんな展開はちょっと形は違いますが「フォーン・ブース」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2158292.html の色合いですね。
一緒に車に乗り込む少女役で(名前はありません)セレーナ・ゴメスが出演しています。 扱いづらく生意気な少女役にはピッタリでした。 基本孤独な戦いなんですが、この少女は信用できるのか? 少女なんで敵ではなさそうですが、足を引っ張られるのでは? そんな不安げな表情のイーサン・ホーク、よく似合います。
そしてラスト、こういうラストは大好きなんですね。 監督のコートニー・ソロモンはあまり有名作品はまだありませんが、これは面白かったですね。 またメガホンを取ってほしいですね。
謎の男から連絡が入る