anttiorbの映画、映像の世界

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マン・オブ・スティール

 
惑星クリプトンは滅びようとしていた。  ジョー=エル(ラッセル・クロウ)は元老院に対し、必死に訴えていた。  祖先のように、外に対して出ていくべきだ。  しかしなかなか元老院は頑なだった。 
危機を訴えているのはジョーだけではなかった。 ゾッド将軍マイケル・シャノン)は別の手段、クーデターに打って出た。 ゾッドはジョーにも共闘を呼び掛けたが、ジョーはゾッドに正義を感じなかった。 そして彼は、わが子にすべてを託すのだった。
クリプトンは、もう自然に子供を産むことは無かった。 始めから、役割を決めてから子供を作っているのだった。 しかしジョーと妻のララ・ロー=ヴァンアイェレット・ゾラー)は普通分娩での子供カル=エルを生み、滅びゆくクリプトンから、まだ若い黄色い恒星の第3惑星に脱出させる。 その際に、ジョーは息子にあるクリプトンの命ともいえる重大なものを託すのだった。 
ゾッドは息子の脱出を企てるジョーを止めるべく、攻撃を仕掛けてきたが、間一髪カル=エルは脱出する。  しかしその際ジョーはゾッドによって殺されてしまうのだった。 
元老院は、すぐに体勢を立て直し、クーデター軍を鎮圧、ゾッドたちは生きながら幽閉される。  しかしクリプトンはその後大爆発を起こし、宇宙から消滅してしまう。 そして時は流れた…
 
何度となく映画化され、その都度話題になるある意味アメリカ人の象徴的作品ですね。 
2013年版は、最新の映像技術の結集の作品でした。 バットマンとかスーパーマンってどうもアメリカ色が強すぎて、なかなか入り辛いのですが、近年のクリストファー・ノーラン版の「バットマン」3部作 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6541943.html  http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6555788.html http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6568867.html など、オリジナルストーリーを生かしながら、違う作品としても見れる一面を併せ持った作品として観てきました。 
そんな感覚から、今回のこの作品を見てきましたが、やはり新しいスーパーマン像が描かれていたのではと思います。 とことん超人的な肉体が武器の彼は、人間にどう受け入れられるかが問題となるのですが、強大な敵の出現でそれが解決していく様が、理解者のロイス・レーンエイミー・アダムス)を通してサクッと描かれています。 
本当はもっとこのあたりをじっくり描くところでしょうが、その分地球での両親のマーサ(ダイアン・レイン)とジョナサン(ケビン・コスナー)の夫婦に、より大きくスポットが充てられています。 
はじめダイアン・レインと気がつきませんでしたね。 めっきり老け役ですが、芯の通ったお母ちゃんを演じていました。 空から来た赤ん坊をわが子と思い目いっぱいの愛情で包み込んだ夫妻、そして父ジョナサンの最期、ここは大きな見せ場でした。 そして後半のこれでもかという闘い。 久しぶりに壊しまくる映画を観ましたね(^^) 続編もザック・スナイダーが続投するそうです。 彼の映画は一本筋が通っていますので、また骨太の続編を大いに期待しています。


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本当の両親、自由に生んだ星の最期の息子を、滅びゆく星から脱出させる。でも別れはつらい

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地球での父ジョナサン、彼を理解してくれ、大きな愛で包んでくれていた

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おとなしく投降する彼、クリプトンと地球のために

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ゾッドは地球まで追いかけてきた

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ようやく現れた理解者ロイス、彼女を救うため彼は戦う









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