anttiorbの映画、映像の世界

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人生、いろどり

2012年作品、御法川修監督、吉行和子主演。

大根の収穫を必死にしている夫婦、徳本輝雄(藤竜也)と薫(吉行和子)。 しかし輝雄は 「これは俺の仕事ではない」 と言ってほおり投げてしまう。
四国の中で最も人口が少なく、半数近くが高齢者の徳島県上勝町。 この年、基幹産業のミカンが全滅。 わずかな畑から採れる野菜を細々と売る生活を強いられていた。
また今日もここを離れていく鈴木(大杉漣)が高齢の母を乗せ去っていった。 農協職員の江田晴彦(平岡祐太)は、少ない野菜を市場に持ち込み売ろうとするが、売れ残ってしまう。
ミカン農家の土地の人たちはほかの農作物を作ることに協力的ではない。 売れ残ってしまうことを江田のせいにし、補助金を取って来いという。
ある日江田は仲買業者の石立裕香(村川絵梨)たちと愚痴を言いに飲みに行った際、料理についている葉っぱ、いわゆる”つまもの”が売れるのではないかとひらめいた。
すぐさま町の人たちを集め、これを商品にしようというが、皆はそっぽを向いてしまう。 しかし小さな雑貨店を営む未亡人の石本花恵(富司純子)だけはやりたいと言い、仲のいい薫を巻き込んでいく。 葉っぱは徳本家の山でただで取れる。
試しにパックに入れて市場に出してみた。 しかし買ってくれたのは義理で石立だけで、それも1パック10円だった。 そして3人は頭を抱えてしまった。
そこへ都会で中学校の教師になり、腰を痛めた母を介護するため一時的に尾関路子(中尾ミエ)が帰ってきた。 彼女は花恵や薫たちの幼なじみで、昔実家で花木農家を営んでいた。 そして江田は3人を誘って、石立に頼み、料亭に予約を入れ、どのように使われているのか調べることにした。
しかし胡散臭く思った女将(キムラ緑子)に冷たくあしらわれてしまった。 しかし薫は意を決して女将に談判するのだった。 「私たちは何も知らない田舎者です。 でも葉っぱを売りたいんです。 教えてください。」 薫の必死な頼みに女将は折れ、料理にどう使うか話すのだった。 果たして葉っぱは売れるのか?…

何回か予告編を見てこれはと思い鑑賞してきました。 先日「東京家族http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8335067.html でも吉行さんが素晴らしかったので、これも期待一杯でした。 どうやら実話なんですね。
過疎に悩む町おこしの顕著な成功例を映画化しているというのですが、良い作品でした。 まあ出ている役者の方々が何でもできるベテランぞろいですから、観ていて安心感があるのは当然ですが、それだけでなく、若い江田役の平岡祐太君や、石本役の村川絵梨の成長譚にもなっています。
そして息子夫婦にもこの土地を引き継いでいく継承譚にもなっています。
主人公こそ吉行さんですが、言いだしっぺは富司純子さんでした。 一人身で、息子夫婦も離れて暮らしているので、誰彼にも遠慮なく意見を言うところがさっぱりしていて爽快でした。
でもそんな彼女が一番寂しかったところが何とも可愛そうでした。 しかし軌道に乗った時彼女が一番いい笑顔を見せていました。 でも…でしたけど。 
この作品は日本人が忘れている要素がいっぱい詰まっている、そんな心温まるスト-リーでした。

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みかん農家を営む二人だったが

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みかんが全滅

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そして考えたのが

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葉っぱを売ろう

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成功するのだろうか?

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