FBI捜査官のハーランド(ダニー・ヒューストン)は今回こそと思っていた。 全米屈指の銀行強盗ウィル・モンゴメリー(ニコラス・ケイジ)を今夜こそ逮捕しようと躍起になっていた。 彼が下調べをしていた情報から、綿密な逮捕計画を立て、彼らの会話も盗聴していた。
車でホイトの連絡が遅れたことにちょっと、嫌な感じがしていたウィルだが、いつものラッキーソング・CCRを聞きながら待機していた。
そしてホイトからの連絡が入り、ヴィンセントとふたりで目的地に急いだ。 ライリーはホイトと合流し二人を待つのだった。
二人は夜の銀行に侵入、鮮やかな手口で金庫を破り、1000万ドルの強奪に成功する。 FBIはウィルにまんまと出し抜かれ、宝石店をマークしていた。
しかしここで計算違いが起こった。 裏口から逃げる時に、ひとりの男とぶつかってしまった。 顔を見られたから殺すというヴィンセントに対し、ウィルは人殺しはやらない主義だった。 娘に対していまの仕事に少し後ろめたさがあるからかもしれない。二人はもみ合っているうちにヴィンセントは自分の足を撃ってしまった。 すぐさま車に連れ込んだが、金を取りに行くというウィルを、ホイトはまずいと思い置き去りにして車を出し逃げてしまう。
ウィルはとっさにパトカーを奪い逃げるが、いよいよ倉庫に逃げ込んだ際に観念して捕まってしまう。 しかし彼は金を持っていなかった。 そして8年後彼は出所した・・・
今回は肉体派というより、頭脳派で、娘命のオヤジとしての彼ですね。
娘役のサミ・ゲイルはちょっと華奢な女の子で、あまり見かけない子でしたね。 娘以外の背景は出てきませんし、妻は登場しません。
逮捕されたオヤジが会いに来ても、そんなにいい反応はないのは分かっていて、そのあたりはさらっと描いていますが、誘拐が早いのなんの。 あっと言う間に誘拐されてしまうんですが、それにはじめ気がつかないというところの設定は、まあうまいですね。
FBIのいつも騙されるオヤジにダニー・ヒューストンが配置されていますが、ちょっと設定が銭形警部のようでしたね。 いわゆるニコラス・ケイジのためのアクション映画でした。
大きなハズレはないのでは? ただもうひとひねりあっても良かったという感じの作品でしたね。
ウィルは今回も仕事を終えるが
逃げる時に失敗
刑期を終え娘に会いに来るが
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