anttiorbの映画、映像の世界

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教祖誕生

1993年作品、天間敏宏監督、萩原聖人ビートたけし出演。

一人旅をしていた青年、高山和夫(萩原)はフェリーの上で記念写真を撮る数人を見かける。 新興宗教団体らしい。 そしてついた場所で布教活動しているのを見かけるのだった。
手かざしでどんな病気でも治るという教祖(下條正巳)に車椅子に乗った祖母と孫が近寄ってくる。 「おばあちゃんを歩けるようにしてください。」 しばらく手をかざしていると、祖母は立つことができ、歩けるようになった。
しかしちょっと待て!さっき記念写真を一緒に取っていたじゃないか。 祖母と孫はサクラだった。
移動しよう電車に乗るとその一団も乗ってきた。 そして遅れて祖母と孫も乗ってきた。 祖母の女は車椅子を降り、走ってきた。 高山は信者の男・駒村哲治(玉置浩二)にインチキじゃないかと聞くが、司馬(ビートたけし)がそういうものではない、病人がいないときに手伝ってもらう協力者だと、キツネにつままれたような言い方をして煙に巻くのだった。
そして高山はその一団に興味を持ち自分も一緒に行きたいというのだった。 そして教団の実態がだんだんわかってくるのだが…

北野武の監督作品に監督補としてついた天間敏弘が監督したもので、この作品以外は撮っていないようですね。
典型的な金儲け絶対の教団ですが、こじんまりしている宗教団体なので、何かアットホームなイメージで、何かあまりずるがしこさが薄いところが滑稽です。
でもビートたけしが一人毒を出していて、その裏でこっそり隙を伺う岸部一徳が不気味さを出しています。
北野監督作品はやはりやくざ者が単純に面白いですが、こういうのも日本の一部を表していて、彼らしい描き方です。
もう20年近く前の作品ですが、脚本をたけしが書いているので、ほとんど北野映画ですね。 玉置浩二の真面目くさった演技も見ものでした。

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新興宗教団体を見かけ

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その一団について行く高山

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そしてどんどん中に

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そしてとうとう

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一方司馬は

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