1987年作品、ルチオ・フルチ監督、ジャレッド・マーティン ララ・ナツィンスキー スージー・ケンドール ウーリ・ラインサレール ソフィー・ドーラン ジェニファー・ノード出演。
ボストンの名門女子大学セント・メアリーズ・カレッジ。 地味で冴えない女学生キャシー(ミリヤーナ・ジロイェヴィッチ)は、使用人メアリー(ドゥシカ・ラガラッチ)の娘であることから同級生たちにバカにされ、いじめっ子グループの仕掛けたイタズラが原因で交通事故に遭ってしまう。 脳死状態となって病院の延命装置に繋がれたキャシーだったが、その魂は秘かにいじめっ子グループへの復讐に燃えていた。
やがて、大学にエヴァ(ララ・ランベルティ)という美少女が転校生としてやって来る。ルームメイトのジェニー(ウーリ・レインタレール)とすぐに意気投合した彼女だが、割り当てられたベッドは以前にキャシーが使っていたものだった。 そればかりか、実はエヴァにはキャシーの生霊が憑りついていた。 そんな彼女に色目を使うのは、いじめに加担したジムのインストラクター、フレッド(リカルド・アチェルビ)。 エヴァとデートの約束をしたフレッドだったが、鏡の中から飛び出してきた自分のドッペルゲンガーに殺されてしまう。
フレッドの訃報に動揺を隠せない女学生たち。 中でも特に強いショックを受けたヴァージニア(カティ・ワイズ)は、ベッドで目覚めると全身をカタツムリに覆われており、そのまま窒息死してしまう。 その頃、病院に勤務する神経外科医アンダーソン(ジャレッド・マーティン)は、不審死が起きるたびキャシーの脳波が活発化することに気付いて首を傾げていた。 その翌日、大学でエヴァが原因不明の発作を起こして暴れ出し、連絡を受けたアンダーソン医師が駆け付ける。 すぐに様態の安定したエヴァは、豹変したような態度でアンダーソン医師を誘惑し、その様子を見ていたキャシーは薄気味悪さを感じる。
監督はルチオ・フルチ、「ヘルクラッシュ!/地獄の霊柩車」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15769389 他、多くの作品記事がある好きな監督です。
アンダーソン医師役でジャレッド・マーティン、記事はありませんでした。
エヴァ役でララ・ナツィンスキー、ランベルティ表記もありますが、もう1本出演作があるようですが、未見でした。
キャシー役でミリヤーナ・ジロイェヴィッチ、今作以外はあまり作品は見当たりません。
冒頭のキャシーへのいじめはえげつないだけでなく、その後事故にあったのはある意味事故ではなく殺人未遂ですね。 だからこそこの恨みの度合いが強いのが納得できます。
しかし自分はもう瀕死の状態で動けない、それならば生き霊となって誰かに取り憑く、そういう展開ですね。
このキャシーの脳波の波形が独特で、それがある意味ヒントになっていますが、恨みの力は恐ろしいほどでしたね。