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雄獅少年/ライオン少年

2021年作品、ソン・ハイポン監督、花江夏樹 桜田ひより 山寺宏一 甲斐田裕子 山口勝平 落合福嗣声の出演。

片田舎で出稼ぎをしている父母の帰りを待つ貧しい少年チュン(花江夏樹)は、ある日、華麗な獅子舞バトルで屈強な男を倒した、同じ名前の少女チュン(桜田ひより)から、獅子頭を譲り受けた。 チュンは、ちょっぴり情けない仲間のマオ(山口勝平)やワン公(落合福嗣)と獅子舞バトル全国大会を目指すことを決意する。 飲んだくれの元獅子舞選手チアン(山寺宏一)を口説き落として師匠に迎え、その妻アジェン(甲斐田裕子)の励ましを受け、特訓の日々を送る。

しかし、大会目前でチュンの父が病に倒れてしまう。一家を支えるためにはチュンが出稼ぎに行くしかない。 大都市での過酷な労働に夢を追う時間もないほど疲れ果てたチュンの前に、あの少女が再び現れ……。

監督はソン・ハイポン、初めての監督でした。


“獅子舞競技“というのはあまり馴染みがないですが、日本でも縁起物としての獅子舞は有名ですね。 生の獅子舞は最近お目にかかることは少なくなっていましたが、昔はお祭りの時だったり、子供の無病息災の時にわざわざ呼んだりした物ですよね。
しかし中国では、もっとドラマティックで、流儀もあり、競技としてもあるようですね。 今回はそのバトルのところを取り上げた作品になっています。


落ちこぼれのような生活をしている3人、チュン、マオ、ワン公、でもなんとか彼ら3人は広東で行われる競技大会に出ることを約束します。 でもお面も太鼓も、何より教えてもらう存在もいませんでした。 しかしある老人から教えられた先には魚屋が、そこの無気力な店主がなんと若い頃は獅子舞のスターだったということがわかります。


これはなかなかの感動作でしたね。 最後のあの捨て身の挑戦は大会がひとつになる迫力でしたし、終わらせ方もかっこよかったですね。 今公開版はは吹き替え版が主ですが、字幕版も見たいですね。