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ヴァイキング・ウルフ

2022年作品、スティーグ・スヴェンセン監督、エリ・リアノン・ミュラー・オズボーン リヴ・ミヨネス アルトゥル・ハカラフティ ミア・フォッサウ・ラウバッヘル ヴィダル・マグヌッセン シュール・ヴァトネ・ブレアン オイヴィンド・ブランツェ出演。

1050年、ノルマンディーに略奪に向かったヴァイキングは、ある修道院で隠された小部屋を見つけた。 修道士たちが止めるのも聞かず、ヴァイキングたちはその扉を打ち破る。 その部屋には金銀財宝では無く”獣”が閉じ込められていた。 自分たちが地獄の”獣”を解き放ったとは気づかず、ヴァイキングたちはそれを連れて故国に向かう。 船が着く前にヴァイキングたちは全滅しており、到着した船から飛び降りた”獣は北欧の森に姿を消した…。
それから約1000年後の現在。 オスロから自然豊かな街ニボに家族と共に移り住んだ高校生のターレ(エリ・リアノン・ミュラー・オズボーン)は、友人のヨナス(シュール・ヴァトネ・ブレアン)から入り江に行こうと誘われる。 彼女は警官である母リーヴ(リーブ・ミョーネス)とその再婚相手の義父アルトゥル(ヴィダル・マグヌッセン)、口のきけない妹イェニー(ミア・フォッサウ・ラウバッヘル)と別れて入り江に向かった。 入り江には地元の若者たちが集まっていた。 まだ彼らと馴染めずにいたターレは、ヨナスが市長の娘エリン(Silje Øksland Krohne)に誘われてその場を離れると、話し相手を失ってその場を離れる。
辺りが暗くなった頃、ターレはヨナスとエリンが言い争う姿を目撃するが、物音がして彼女が再び2人に目をやった時にはヨナスの姿は無く、血にまみれたエリンが倒れていた。 慌てて駆け寄りエリンを助け起こしたターレは、何かに襲われて倒されてしまう。 目の前には血に染まったヨナスの姿があり、そして何者かに茂みに引きずられ姿を消したエリン。
事件を知った警察や記者が現場に集まり、その中にはリーヴの姿もあった。 ショック状態のヨナスは何も話せず、目撃した娘のターレから何が起きたか聞き出して欲しいと同僚のエイラート(オイヴィンド・ブランツェ)に頼まれるリーヴ。
しかしターレも何が起きたか理解出来ずにいた。 現場には血に染まったエリンのスマホが残されており、そしてリーヴは木に残された巨大な動物のかぎ爪を見つけるのだった。

監督はスティーグ・スヴェンセン、初めて見る監督でした。
ターレ役はエリー・リアンノン・ミューラー・オズボーン、「ウトヤ島、7月22日」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15908316 に出演していました。
母のリーヴ役はリヴ・ミヨネス、彼女は初めてですね。

今作は、人狼のお話ですね。期限はどうやら1000年前ということらしいんですが。 今になってどうして? ニボというちょっと田舎町にきた母と娘、しかし娘のターレは学校に馴染めず、オスロに帰りたいという気持ちが強いんですね。 でも、ここである男の子と恋に落ちます。 しかし取られそうになった時に事件が起きます。 謎の存在がその女の子をお襲い、食い殺してしまいます。 これが狼の仕業だということがわかり、狼狩りを始めますが、そこにある片腕の男性が現れ、狼ではなく、人狼だといい、ある恐ろしい話を始めるんですね。

これはなかなか面白いホラーでもあり、さらにラストはちょっと切なく、そして謎も残るんですね。 なかなかの秀作でした。