anttiorbの映画、映像の世界

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ボーダー 二つの世界

2018年作品、アリ・アッバシ監督、エヴァ・メランデル エーロ・ミロノフ ステーン・リュングレン ヨルゲン・トゥーソン出演。

ティーナ(エヴァ・メランデル)は生まれつきの特殊な嗅覚を活用して、国境フェリー税関職員として働いていた。  密輸犯罪者や違法ポルノ所持者を嗅覚で嗅ぎ分けるため、評価は高かった。  同居人ローランド(ヨルゲン・トーソン)は犬のブリーダー。表向きはカップルとして生活しているが、 ティーナは自分の醜い顔、他人と違う性質のせいで孤独感に悩んでいた。
ある日、税関で怪しい旅行者ヴォーレ(エーロ・ミロノフ)を検査するが何も出ず、税関は彼を通した。 そのやりとりを通じ、ティーナとヴォーレはお互いに共通する何かを感じ取る。  ティーナは個人的にヴォーレと接触し、自宅の離れに泊めることにする。 ヴォーレと話をするうちに、やがてティーナとお互いを求めあうようになり、 そしてついに、ティーナは自分が人間ではない出生の秘密を知る。
ティーナは人間の価値観と彼らの性質との間の葛藤により苦悩するようになり、ローランドを自宅から追い出す。  その後税関で疑いをかけた違法ポルノの男を追ううちに、ヴォーレが犯罪に関わっていることを知る。  ティーナは人間として社会生活を送る以上、ヴォーレを犯罪者として無視できず、 ヴォーレを逮捕しようとする。


不思議なお話でしたね。
監督はアリ・アッバシ、初めて作品を見る監督ですね。
出演者も、皆初めて見る役者さんばかりでした。


物語はティーナというちょっと独特な風貌の女性。 彼女の仕事は国境フェリー税関職員です。 彼女は独特な臭覚を持っていて、密輸犯罪者を匂いで嗅ぎ分けていました。ほとんど外したことにない彼女、普通では気がつかないことを嗅ぎ分けます。 一応同棲している男性がいますが、彼とのSEXはないようです。 そして時々施設に入っている父親のところに顔を出す生活をしています。
そんな時、何か感じる男性が税関にやってきます。 親しげに笑いかけるその男性、反応をしますが、彼に不審な点は見つけられません。 それよりも、自分と同じ感覚を持っていることに気が付きます。 そして彼が訪ねてきました。


今作は正直、ちょっと人間離れした風貌のティーナ、そしてヴォーレも同じ風貌をしていて、同類だということが見てわかります。 そしてヴォーレは自分達の正体を知っているんですね。 彼女はどう生きていくのか? その選択が何か未来につながるのか?それともいままでの生活を続けるのか? ある意味辛い選択かもしれませんね。

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