anttiorbの映画、映像の世界

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透明人間

1954年作品、小田基義監督、河津清三郎 三條美紀 高田稔 土屋嘉男出演。

銀座4丁目で旧日本軍の特殊部隊「透明人間特攻隊」の生き残り(中島春雄)の轢死体が遺書と共に発見された。 遺書の内容から、透明人間の生き残りが少なくとももう1人いることが判明。 この一件が報道されるや、「透明人間」と名乗るギャング集団(高田稔、松尾文人、中山豊、吉田新、峰三平、鈴木治夫、高瀬将敏)による強盗事件が多発する。

一方、キャバレー「黒船」でサンドイッチマンのピエロとして働く南條(河津清三郎)は、同じアパートに住む盲目の少女まり(三條美紀)に『金髪のジェニー』のオルゴールを買う約束をしていた。 

最初の自殺に遭遇して以来、透明人間の調査を進めていた新聞記者の小松(土屋嘉男)は、襲撃された宝石店を訪れていた南條に目を付ける。 そして南條の部屋に乗り込んだ小松は、そこで驚くべき光景を目にする。 南條が常にピエロの格好をしている理由―それは彼こそがもう一人の透明人間だからであった。

南條は自分の名誉を汚し、まりの祖父(藤原釜足)を利用した挙句殺害したギャング集団の正体を暴くべく、小松の協力を得て独自捜査を開始。 やがて2人の調査の結果、ギャング事件の黒幕は「黒船」の中にいることが判明する。


今作はのちの3作の元になった作品と言われています。
監督は小田基義、コメディものちのゴジラ作品も手がけた監督ですね。
主演の透明人間役で河津清三郎、後の「電送人間」にも出演していますね。 そしてなんと冒頭で死んでしまう一人目の透明人間に中島春雄が演じていますね。 もう誰もがご存知のゴジラの中に入った俳優さんです。


物語は、いきなり車が誰かを轢いてしまったと急停車します。 しかしそこには誰もいませんが、そこからうっすらと人間が浮かび上がってきます。 透明人間の存在が世間に公表され、世の中は透明人間はそばにいるのではないかと疑心暗鬼になっていきます。
そしてそれを悪に利用するギャング団が現れます。 覆面とか、包帯をして、透明人間だと脅しながら強盗を続けていきます。
一方ピエロをしている南條は、同じアパートで目が見えない少女の話し相手になっています。 彼は片時も化粧を取らず、サンドイッチマンをしています。 彼女はまりといい祖父と二人暮らし。 祖父は目の手術代を稼ぐために必死に働いていますが、ギャングがそれを利用します。


今作は、特撮シーンはあまりないんですが、その分ドラマ性が大変高いですね。 そして透明人間との格闘シーンや、揉み合うシーンはなかなか演技力が求められますね。
以上4作品がお正月シリーズとしましたが、どれもじっくりみると、味わう深いドラマになっていました。

原爆、戦争、貧困、情念、そういうものが渦巻いている時代だったことがよくわかる数年間だったということですね。


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ピエロの格好でサンドイッチマンをしている南條

 

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同じアパートに住んでいるまりは目が見えない

 

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そして新聞記者の小松は

 

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彼の正体に気が付く

 

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そして南條は透明の姿でギャング団を追いかける

 

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そして追い詰め!

 

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