2008年作品、ジェフ・ブーラー監督、ジェシー・メトカーフ、キーリー・サンチェズ出演。
ジャック(ジェシー・メトカーフ)は、妹のリリー(キーリー・サンチェズ)と約束をしていた。 どんなことがあっても何かあったら助けると。 しかし母を失ってからリリーの精神は不安手になっていて、行方不明になってしまっていた。
そしてジャックはある施設にどうやら妹は収容されていることを突き止めるのだった。 そこで彼は狂気を装って保護され、私設に潜入することに成功するのだった。不安定な精神状態のフリをして連れて行かれたところは、白い廊下に鉄格子で仕切られた囚人収容のような空間だった。 手に電磁棒を持っている警備員のチャールズ(エヴァン・パーク)は、患者から恐れられていたが、迎えの初老の患者ホーソン(アーミン・シマーマン)が隙を突いてチャールズに襲い掛かってくるのを、ジャックが知らせることによって彼は難を逃れ、ホーソンは電磁棒で失神させられるのだった。
この精神病院の院長はジャネッティ(ピーター・ストーメア)といい、ここではどんな患者も助けることができると豪語する。そして彼は軽度だと診断され、そこから一般の病室に移されるのだった。
しかしそこで出会ったのが、終末誇大妄想的な男性、デイブ(ケビン・サスマン)だった。 彼の特技は窃盗、いろんなものをくすねる天才だった。 そして誇大妄想以外はほとんどまともだったのだ。
そしてジャックは大部屋の休憩室でリリーを探すのだが、そこでは彼女は見つからなかった。
この病院ではある特別な薬が出されていた。 オルフィウムという合成物質で、これを投与されるとある部分に変化が起きているようだった。
次の日、ようやくリリーと接触できたジャックだったが、彼女はもう自殺願望を持っていて、ジャックの言葉に耳を傾けない。 そんな彼女にジャネッティはある処置をしようと決めていたのだった。
ジャックは、デイブの協力のもとリリー救出に向かうのだが…
邦題からしてゾンビ物という事なんですが、途中までは全くそういう感じではないんですね。 ただ、ゾンビ作品というのは途中からそんな色合いになってきますが、特に大きなメイクはされていませんし、感染とは違うような…
監督はジェフ・ブーラー、初監督でしょうかね。 主演はジェシー・メトカーフ、彼もあまり馴染みがありませんが、一番馴染みがあるのはピーター・ストーメアでしょうかね。 悪役で最近結構起用されていますし、「バッド・マイロ!」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13437420.html 「トカレフ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13925668.html 等に出演してそこそこの存在感を。
そしてこの病院には結構な女性看護師、そして職員がいるんですね。 その中で院長よりかどうかで、敵か味方に分かれていくんですが。 そして関を切ったように修羅場になっていくところなんかは、舞台が病院なんで、ちょっとゲーム感覚でどんどん逃げる快感を味わえますね。
特殊メイクこそしていませんが、やはり血に飢えた患者が襲いかかってくるのはハラハラします。
ただ、ラストのオチが、メイクをしていない分、ちょっとただの脱走患者に見えてしまうところが惜しかったですね。
精神を病んだふりをしてこの病院に来たジャック
しかしいきなり迎えの部屋の男が
院長のジャネッティ
しかし薬を飲むと患者は変わってしまう
病院の実態がわかってくる
そしてリリーと脱出を