anttiorbの映画、映像の世界

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まほろ駅前多田便利軒

2011年作品、大森立嗣監督、瑛太松田龍平主演。
 
東京から神奈川へ突き出るように位置する街“まほろ市”。 都会でもなければ田舎でもない。 海から遠いが山間部でもない、なぜか天気予報が当たらない。 一度出て行った者も戻ってくる街。
そんな街の駅前で便利屋“多田便利軒”を営むバツイチ男、多田啓介(瑛太)は淡々と仕事をこなす真面目なしっかり者。 そこに、犬を預かってほしいという依頼者が来た。 年明けの1月4日のお昼までということで、本来は生き物は預かるのは嫌なのだが。
犬はチワワ、散歩のついでに墓参りをする多田。
バスの間引き運転を監視するという依頼を受けながら、ようやくその依頼が終わった大晦日の夜、チワワが、いなくなってしまった。 探しているとバス停にチワワを抱いた男が座っていた。
その男に見覚えがあった。 男は、中学時代の同級生・行天春彦(松田龍平)だった。 一晩泊めてくれと言われ、始めは断るが、結局泊めてしまう。
かつての無口な印象とは違い、よく喋る風変わりな男に変貌した行天と一緒に、約束の日になったので、チワワを返しに行く多田だったが、依頼人は既に夜逃げをした後だった。
所在を突き止めたものの、新しい飼い主を探すよう頼まれてしまう。 さらに、半ば無理やり行天が多田の家に居候することになり、多田と行天、そしてチワワの奇妙な共同生活が始まる・・・
 
大森監督は、俳優の大森南朋の兄なんで、彼も弁当屋として出演しています。
瑛太松田龍平のコンビのこの作品、現在公開中の映画第2弾が作られています。
まほろ市とは、行ったことがある方は町田市がモデルということがわかると思います。 市も結構協力している感じで、多くのエキストラも参加しています。
便利屋のモットーは“極力”引き受けるということです。 でもできることとできないことがあるんですが、大概は掃除だったり留守番、犬の散歩と言った誰でもできることは主です。 しかし今はそんなことを人に頼むことが結構あるんでしょうね。
しかし物語はそんな簡単な依頼ばかりではありません。
極力という言葉を超えた依頼が舞い込んできます。
そんな依頼を断ろうとする多田を、行天が受けてしまいます。 彼は従業員ではなく、ただの居候なんですが、マイペースで淡々と生き抜いて行きます。
二人ともバツイチ、そして子供もいました。 何故か二人の共同生活が始まりますが、仲がいいんだか悪いんだか。 なんか見ているとこの独特な世界に引き込まれていきます。
冒頭のチワワの依頼はあくまでも触りですが、この後、息子の送り迎えという仕事が舞い込むんですが、これがとんでもない事態に繋がっていきます。
淡々と流れて行き、2人の言葉のテンポが面白いんですが、これは次はシリーズのドラマへと流れて行きます。
それは次回に。
 
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なぜか共同生活をすることになった二人
 
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行天はマイペース
 
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チワワが欲しい!
 
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2人は事件に巻き込まれていく
 
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