anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

小野寺の弟・小野寺の姉

2014年作品、西田征史監督、向井理片桐はいり主演。
 
小野寺進(向井理)は真面目ながら寝癖をつけたままにしておくようなズボラな面がある。 今日も遅く起きてくると、朝ごはんの用意ができていた。 姉のより子(片桐はいり)はきっちりした性格で、風水に凝っている。 炊き立てのご飯の匂いが大好きな進は、起きてくると必ずお釜を開け匂いを嗅ぐ。 至福の瞬間だった。
休みの今日は、スーパーの買い物に付き合わされる進だが、そんな時、間違って配達されてきた手紙があった。 より子はじかに届けてあげようと言い出す。
自転車でそのマンションに向かうと、より子はポストに入れないで部屋まで行こうと言う。 出てきた女性・岡野薫(山本美月)はその手紙を待っ ていた様だった。
40歳になるより子は髪型に強いこだわりを持っており、何十年も同じ髪形をしている。 そして言うまでもなく独身、両親を早くに亡くし、家事を必死にやって来た。 進はそんなより子が幸せになってほしいと思っていた。 そしてもう一つ、姉のあることが気がかりだった。
進は調香師の仕事をしている。 上司の酒井(大森南朋)からあるテーマの香りを作るように言われていた。 “ありがとうの香り” これが彼のテーマだった。
ある日、彼が匂いを探しに公園でおかしな格好であたりを嗅いでいると、そこにはこの前の薫が犬の散歩に来ていた。 薫は絵本作家だったが、まだ駆け出しで、この前の手紙は、選考結果だった。 それは不合格の通知だった。 色々話してくる彼女から、進は逃げるようにして、帰ってしまった。
実は進は最近失恋をしているのだった。 より子とも仲の良かった祖父江 好美(麻生久美子)だったが、彼女から去ってしまったのだった。
こんな姉弟に幸せは来るのだろうか…
 
片桐はいり向井理姉弟、何とも不釣り合いな感じですが、進には薫、より子には浅野(及川光博)という相手が登場します。
さて恋の行方はという物語です。
小説があって、舞台があって、そして映画化という流れで、舞台版と主役のキャストが一緒で、映画は小説を実写化し、作者の監督が自ら、メガホンを取ったということになっています。
40歳の設定のより子なんですが、片桐はいりはちょっと老け気味なのが気になりますが、どうして二人が寄り添って生きているのか? それは物語が進むとわかってきます。
ほんわかとしたドラマですが、何かしら続きの気になる作品でした。
 
イメージ 1
子供のころから変えていない髪型のより子
 
イメージ 2
炊けたごはんの香り
 
イメージ 3
朝ごはんを食べながら、チラシを見て、その中に手紙が
 
イメージ 4
そして、その手紙を届けに
 
イメージ 5
仲がいい?ふたり
 
イメージ 6