anttiorbの映画、映像の世界

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HANA-BI

1998年作品、北野武監督、ビートたけし主演。

人の車の上で弁当を食っていた二人を蹴っ飛ばす男・西佳敬(ビートたけし)。
凶悪犯の張り込みの最中に親友で同僚の堀部(大杉蓮)の好意に甘え、数カ月前に幼い子供を亡くし失意のまま体調を崩していた妻・美幸(岸本加世子)を病院に見舞った西。
堀部は中村靖寺島進)と田中(芦川誠)と張り込みに入る。 だが堀部が凶悪犯(薬師寺保栄)の凶弾に倒れてしまった。 西は病院で担当医(矢島健一)から妻が不治の病で助からないことを聞かされる。 ショックを受ける西。 そこに堀部撃たれるの知らせも入った。
車椅子になってしまった堀部に語りかける言葉もない。 堀部は退院したら家族が出て行ってしまった。 もう刑事をやめなければならなくなった堀部。 田舎に引っ込んだ彼を見舞いに行った西だった。
凶悪犯は堀部だけが撃たれたのではなかった。その後追っていた際に、田中と中村も撃たれたのだった。 田中は死に、彼の妻(大家由祐子)の面倒を見ている西だった。
西は借金があった。 筋の良くないところから金を借りたのだった。 西は犯人を射殺した時に刑事をやめていた。 取り立てにチンピラが来たが、かえってその男の目を潰してしまった。
妻は治る見込みがないので家にいた。 西は借金の方にヤクザの話を手伝わないかと迫られていた。 しかし西はその話には乗らなかった。 彼は妻のことだけを考えていたいのだった…

北野監督はこの作品で、第54回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞しましたね。 もうだいぶ前のことですが、これから世界の北野になっていくんですね。
刑事とヤクザ、そして病気の妻、体が不自由になった同僚。 時間軸が行ったり来たりするのでちょっと見はわかりづらいですが、各俳優、たけしの弟子たちがちりばめられ、この後の作品の原型になっていった作品と感じました。
最近の作品はもっとわかりやすくなってきてます。 でもこのころの作品の方がごつごつしていて監督らしい感じがしました。
魅力ある監督であり、芸人ですよね。


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同僚の堀部と、しかしこの後


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病気の妻と


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刑事も辞め

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人生も


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ただ妻のために

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