1975年作品、ミロス・フォアマン監督、ジャック・ニコルソン主演。
1963年、一台の車がある病院に向かっている。
チーフ(ウィル・サンプソン)と呼ばれる大男がいた。 彼はネイティヴ・アメリカン、耳も聞こえないししゃべれない。
さっきの車が付き一人の男が着いた。 看護師が荷物チェックをしている間、彼はチーフに話しかけているが、まわりの者は 「彼は話せない」 と言う。
他の者にも話しかける男、彼の名はP・マクマーフィ(ジャック・ニコルソン)といった。カードをしている4人にちょっかいをかけている。 そんな彼を担当医のスパイビー(ディーン・R・ブルックス)は深い興味をもってながめていた。
実は彼は刑務所の強制労働を逃れるために気狂いを装っていた。 書類には彼は好戦的で、絶えずおしゃべりをしていると書いてあった。 スパイビーはそんな彼の真偽を疑っているのだった。
そんな疑いをかけられても煙に巻くマクマーフィだった。 マクマーフィが初めてディスカッション療法に参加した。 ラチェッドの専制的なディスカッションに早くも反抗的になるマクマーフィだった。 しかし周りはラチェッドのペースに支配されていた。
屋外の時間では許可された者たちだけが病院外に車で行けるのだが、残ったものの中にチーフがいた。 マクマーフィはチーフに興味を持ち色々話しかけるのだが、チーフはほとんど反応しない。 しかし根気よくチーフに話しかけバスケットボールを教えるマーフィだった。 マクマーフィはこの病院に来て何をしようとしているのか?・・・
これも絶対いまでは地上波では放送できない作品ですね。 劇場でもかけられないのでは。
自由を求めている悪人役?はジャック・ニコルソン、はまり役ですがこの作品のマクマーフィはただの悪ではなく、だんだん病院の患者に対して親近感を持ち、彼を中心にして患者たちはまとまっていき、そして最後に…というちょっと悲しい話ですね。でもほんのひと時、脱走するところは爽快感がありました。
しかし人間として行うべきでない手術、治療ですよね。
チーフ役のウィル・サンプソンは53歳で亡くなっていますが、いいキャラを演じていますね。 もっと長生きして多くの作品に出てほしかったと感じさせる際立った役者さんに思えました。
ある日この男がやってきた
さっそくチーフに話しかけるのだが
早くも反抗的な態度を取るマクマーフィ
そして彼はある機会を待っていた
そして集団で脱出