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マニカルニカ ジャーンシーの女王

2019年作品、ラーダ・クリシュナ・ジャガルラームディ監督、カンガナー・ラーナーウト ジーシュ・セーングプタ ダニー・デンゾンパ スレーシュ・オベロイ出演。

ヴァーラーナシーで生まれた少女マニカルニカ(カンガナー・ラーナーウト)は、マラーター王国の元宰相バージーラーオ2世(スレーシュ・オベロイ)と実父モーロパント(マニーシュ・ワドワー)の教育を受け、バージーラーオ2世の住むビトゥールで育った。 成長したマニカルニカは武芸に秀でた女性となり、ジャーンシー藩王国の大臣ディクシト(クルブーシャン・カルバンダー)から藩王ガンガーダル・ラーオ(ジーシュ・セーングプタ)との結婚を申し込まれる。

結婚を承諾したマニカルニカはジャーンシーの人々に祝福される中で、ガンガーダルから新たに「ラクシュミー」の名前を授けられる。 同じころ、イギリス東インド会社と結託して藩王位を狙う王弟サダーシヴ(モハメッド・ジーシャン・アイユーブ)は、イギリス軍将校たちと陰謀を企てていた。 藩王妃となったラクシュミーは王宮ジャーンシー城に留まらず領内を巡り、サングラム・シン(タヒール・シャビル)やジャルカリ(アンキター・ローカンデー)たちとの出会いを通し、領内を我が物顔で振る舞うイギリスの姿を目の当たりにする。
そんな中、ラクシュミーは王子ダーモーダルを出産するが、ダーモーダルは夭折し、夫ガンガーダルも病で衰弱していく。 息子を喪い悲観に暮れるラクシュミーに対し、ガンガーダルは併合を目論むイギリスからジャーンシーを守るため、養子を迎えようと提案する。 養子にはサダーシヴの息子が決まっていたが、最終的に養子になったのはラクシュミーの側に歩み寄った別の子供だった。

ガンガーダルは養子となった子供に「ダーモーダル」の名前を授けるが、決定に反発したサダーシヴはラクシュミーへの服従を拒否して国外追放される。 数か月後、ガンガーダルが病死してラクシュミーが摂政としてジャーンシーの国事を掌握するが、イギリス東インド会社は「失権の原理」を口実にジャーンシーの併合を画策する。 総督ダルハウジー侯爵(スコット・ノックス)の指令を受けたゴードン少将(エドワード・ソネンブリック)の部隊が王宮を制圧すると、ラクシュミー服従を拒否して王宮を退去する。退去する彼女の元にはジャルカリたちが集まり、ラクシュミーは群衆を引き連れて野に下った。

インドのジャンヌ・ダルクと呼ばれたラクシュミー・バーイーのお話ですね。
監督はラーダ・クリシュナ・ジャガルラームディ、作品を見るのは初めてですね。
主演と共同監督でカンガナー・ラーナーウト、初めて見る女優さんですが、ヒロインというより、ガッチリと強い役柄が似合う存在なんですね。
藩王役でジーシュ・セーングプタ、初めて見るかもしれません。 ベテラン俳優さんですね。
ジャカルリ役のアンキター・ローカンデーに注目をしました。 今作で待望のスクリーンデビューで、大作出演が続くようです。日本公開は今の所無いようですが。


物語は19世紀のイギリス統治下のインドのお話です。 高圧的な大英帝国に、ジャーンシー藩王国は圧力に苦しんでいましたが、そこに彗星のように登場したのは一人の女性でした。 武に優れ、カリスマ性を持った彼女は、藩王から求婚され、受諾した時から彼女の運命が大きく変わっていきます。
夫の藩王、そして息子が夭折してしまった彼女は、民衆を守るために立ち上がります。


今作はインドの歴史の大きな一部なんでしょうね。 独立に関わる作品は多いんですが、私はこのラクシュミーのお話は初めて知りました。 大河ドラマのような作品にふさわしいお話でした。


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