「四つ辻の美少年 死びとの恋わずらい」
八年前、幼稚園生の頃に住んでいた街で再び暮らすことになった龍介(吉野裕行)。かつての友人たちもいるはずの街だが、龍介の顔は晴れない。 その街には交差点に立って最初に通りがかった者の言葉で吉凶を占う、「辻占い」の風習があった。龍介が越してきてしばらく経つと、四つ辻に立ち霧の中に現れる美少年(緑川光)の噂がささやかれ始める。
「なめくじ少女」
おしゃべりで有名だった夕子(名塚佳織)が、突然無口になった。
たまにしゃべっても舌たらずな様子で、そのうち学校にこなくなった。
夕子の様子を心配した利恵(斉藤佑圭)が夕子の家を訪れると、裏庭で夕子の両親が必死になめくじを退治している。
利恵が夕子の部屋に入ると、マスクをしている夕子に追い出されてしまう。
翌日も夕子の家を訪れた利恵は、そこで夕子の口から「何か」が出ているところを目撃する。
さて第3話はこの2本でした。
久しぶりに小さいころにいたまちに戻ってきた龍介、しかしかれには幼い頃ちょっと嫌な思い出がありました。 ある女の人に話しかけられ怖くなってきつい事をいってしまったのでした。 そしてその女性はその後自殺をしてしまった。 彼が意図しないでやったことは実は辻占いのような行為でした。
そして謎の美少年が現れると同時に、自殺する女性が増えていく。
この作品は 「死びとの恋わずらい」 のなかの1編なんですが、これは独立した映画になっていますね。
そして “なめくじ少女” はいかにも伊藤潤二らしい作品、これぞ彼の世界だと思います。
10年前のある記憶
辻占いがある町
そして謎の美少年
彼女はもうこんな姿に