軍隊に所属するパク（キム・サンギョン）は、上司に呼ばれる。 そこで辞令を受け取ると、念願の国防部への異動だった。 歓ぶパク、そして妻と娘も大喜びだった。
彼の新しい配属は、軍需本部の航空部品購買課の課長だった。 同期で室長のスンホ（チェ・グィファ）がいろいろ教えてくれ、エリートコースを歩み始めたパクだった。ここの責任者はチョイ（チェ・ムソン）という部長、そして彼からはこれからは家族だといわれ、意気に感じ仕事に励みだすパクだった。
そして、現場にも行き、自分が承認している調達品についての勉強をはじめるのだった。 そんな時、学校の後輩に当たる操縦士カン（チョン・イル）がエアスター社の部品の欠陥をパクに申告する。 しかしそれは、操縦か整備が原因ではないか？とカンの話を信じれず、信じようとしないパクだった。 しかし、過去の部品購入履歴を調べるうちに、エアスター社という企業からの独占的な取引を見つける。
そして、訴え出たカンは任務中に墜落事故を起こす。 パクは事故の原因を調査しようとするが、同僚たちはパイロットの過失で処理してしまう。 一連の疑惑を上司のチョイに報告したパクだったが、その日から風向きが変わっていってしまう。 うっかり職場で不審を言うと、部下からも浮いてしまい、それから一切承認の仕事さえも取り上げられてしまうのだった。
これも事実をベースにした作品ということです。
監督はホン・ギソン、初めて作品を見る監督のようです。
主演はキム・サンギョン、近作は 「悪魔は誰だ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14382308.html ですね。 今作は正義の正直な軍人役です。
ごっつい上司役でチェ・ムソン、上記の作品にも出ています。
そして彼に協力する記者役でキム・オクビン、「悪女／AKUJO」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15384666.html は激しい作品でしたが、アクションも凄かったです。
物語は、軍の大きな汚職のお話ですね。 そんなことは梅雨知らず、配属になったのは国防部の購買課でした。 新しい職場、真面目なパクは部下を忘れるほどの気合で時間を忘れて仕事をし始めます。 そして現場にも教えを請いに行くほど、しかしこのバイタリティが自分を助けることになるんですが。
そしてカンという後輩がきっかけを作ります。 パイロットの彼は、自分が乗る戦闘機に万が一があると、そして同僚に危険な事故が起きたらという危機感から、巨大メーカーとの癒着を訴えてきます。
パクはある部品を調べると、購入実績があるのに、実際は廃盤になっている部品があることがわかるんですね。 このトリックは後に判明しますが、なんとも恐ろしいことを平然とやっているんですね。
記者と、調査部を巻き込んで不正を暴き始めますが、大きな力でがんじがらめにされていきます。 はたして彼はどうなってしまうのか？ 家族をも巻き込んだ嵐が吹き荒れることになって行きます。
これも事実なんですね。 最後のテロップには、結局このパクという人物は軍を辞める事になりますが、氷山の一角なんでしょうね。
こういう袖の下文化は、世界各地でいまだあることなんでしょうね。
栄転が決まって張り切るパク
誠実な仕事をする彼だったが
不正を指摘してからまわりの態度が変わる
そしてマスコミに訴えるが
土壇場でテレビが潰される
