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ニューヨーク 冬物語

2014年作品、アキヴァ・ゴールズマン監督、コリン・ファレルジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、ジェニファー・コネリー出演。

1895年、移民夫婦がニューヨークにやって来た。 しかし彼らは結核にかかっているため、入国を拒否される。 そして夫婦は幼児だけでもこの自由の国に残そうと、を模型の船に載せて海に流し、幼児は岸に流れ着くのだった。
1916年、ニューヨーク。 幼い頃に両親と生き別れたピーター・レイク(コリン・ファレル)は、裏社会を支配するパーリー(ラッセル・クロウ)のもとで悪に手を染める日々を送っていた。
ピーターはあの小船に乗せられた幼児だった。 だがある日、ピーターはパーリーを裏切り、ギャングから抜けようとする。 殺されそうになった時、守護天使である白馬に救われ、城門を飛び越え脱出することに成功するのだった。
そんな中、強盗に押し入った家で不治の病に侵された余命わずかの美しい女性・ベバリー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)と出会うのだった。 彼女は結核におかされ、余命を宣告されたが、一歩も外に出ない生活を送っていたので、少しばかり延命していると笑っていたが、生まれて今まで口づけをしたことは無いと寂しそうに言うのだった。 ピーターは盗みをあきらめ、ベバリーにお茶に誘われる。 二人はお互いのことを語り合い、恋に落ちる。
ピーターはベバリーを救うことは自分の運命であると信じるようになる。 しかし、それを知ったバーリーは邪魔するために屋敷に向かうが、白馬に乗ったピーターはベバリーを救い出し湖に連れていくことに成功するのだった。
掟によってパーリーらは境界を超えて追いかけることが出来ない。 ピーターは夏屋敷に滞在するベバリーの家族と親しくなる。 ベバリーはピーターと散歩し、誰の中にも奇跡があり、死んだ後には星になるのだと言う。 二人は身分を越えて恋に落ちるが、二人の時間は長くは続かなかった。
一方、パーリーは境界を超える許可をルシファー(ウィル・スミス)に求めるが却下され、代わりにルシファーの元天使の力を借りる。 舞踏会でベバリーは毒の入った酒を飲まされる。
その夜二人は愛を交わすが、毒のためにベバリーは死んでしまうのだった。 ピーターの生きる目的をも失くし、パーリーに捕らわれたピーターはマンハッタン橋から突き落とされてしまう。
命からがら川から這い上がったピーターであったが 、彼は記憶を無くし、生きる意味さえも分からず街をさまようのだった・・・

監督はアキヴァ・ゴールズマン、脚本家でこの作品が監督デビューのようですね。 多くの話題作の脚本をしていて、有名なところは今度新作が公開される「ダ・ヴィンチ・コード」 「天使と悪魔」などです。
主演はコリン・ファレル、「デッドマン・ダウン」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13739414.html 「ロブスター」 などが最近の作品ですが、安定した活躍をしていますね。
一見タイトルからしてラブストーリーかと思って観はじめましたが、もちろんそういうお話ではありますが、ちょっと幻想的なファンタジーでもありました。
まず最初から赤ん坊を入国できないからと言って船から小船に乗せて、ある意味捨ててしまうのはねえ。 でもそれを育てたのが人間の姿を借りた悪魔だったとは。
そして物語はこの後、いきなり舞台は2014年になるんですね。 約100年後の世界になるんですが、ピーターは決して歳を取らない、彼も特殊な存在になっているんですね。
そしてそこで出会ったのがある少女とその母親。 そしてその少女の髪が赤毛で、彼の無くなった記憶を取り戻すきっかけになっていくことになります。
ちょっとわかり辛く突飛な展開ですが、ファンタジーとしてはこれもありなんでしょうかね? いい配役なんですが興行的にはダメだったようです。
何か少し物足りなかったかも。

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結核の女性・ベバリーと出会うピーター

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そして恋に落ちる

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裏社会を仕切るバーリー

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愛する女性と記憶を失い現代に

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そしてある女性を探すピーター

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